2007-02-13

Mexico 初日

行きのPhoenix経由はともかく、帰り便のフロリダFort Lauderdale、そしてPhiladelphia経由って一体何事?という格安チケット。しかし全て込みで450ドル。ピークシーズンにこの値段は大変魅力的。

同行者のいとぞー氏(以下I氏)はLAからやってくるので、Cancunの空港待ち合わせ。先について到着便を確認していたら飛行機が1時間半ほど遅れているとのこと。とりあえずその日のホテルを予約して、空港内のカフェで待つ。

現地集合といえば、その昔、某まみぞうさんとタイに旅行した際のことをいつも思い出します。バンコク南部のタオ島でのダイビングの後、途中一部別行動を経てバンコクで待ち合わせしたことがあるのだけど、あの時は1.私の乗ったタオ島からの船が海の上でエンジンストップし、本土に向かわず島に引き返す。しょうがないから、近隣のサムイ島に渡ってそこから飛行機でバンコク移動。2.当然連絡手段は何もなく、待ち合わせ時刻に大幅に遅れる。3.しかも待ち合わせ場所のダイビングショップは休日でお休み。という三重苦にも関わらず、なんとか合流できて感動の再会を果たしたなあ、と。

あれももう6年ぐらい昔のこと。時のたつのは本当に早いもんです。あの頃はまさか、その7年後にアメリカに住むことになろうとは、想像もしていませんでした。「あの頃の未来に僕らは立っているのかな」と書いたのはスガシカオですが、あの頃の未来どころか、全然予想もしないところに立っています。いやはや、10年後にどこにいるのか、全く想像がつきません。まあ、面白いからいいのですが。

そんな感じでI氏と無事合流し、一路Cancunの市内へ。ホテルについてチェックインし、早速待ちに繰り出して、タコスとビールで乾杯!

2007-02-06

All's well that ends well?

タイトル見たときは「嘘ニュース」かと思いましたが、ちゃんと普通の新聞社の記事でした。

宇宙の巨大鏡で温暖化対策 米政府、提案へ
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070129/usa070129004.htm

アメリカ以外の誰にも思いつかないであろう発想ですな・・・

常々思うのですが、アメリカ的問題解決発想法って「ゼロ・エミッション」ではなく「エンド・オブ・パイプ」的。

エンド・オブ・パイプとは:環境対策・公害対策に使われる用語で、工場内で発生した汚染物質を、中和したり固定化してまとめて捨てるなどして、最終的に外に出さないようにする方法。排出ラインの最後のところで公害被害を止めるのでこう呼ばれる。一方で「ゼロ・エミッション」は、人間の行動や工場の仕組みそのものを変えることで、汚染物質を減らそう(無くそう)とする考え方。

問題の発生源を発つのではなく、発生してしまった問題を「なんとかしよう!」とする考え方、とでもいいましょうか。

公害問題だけに限らない。例えば

問題:砂糖分の多い清涼飲料水(コーラとかね)の過剰摂取で肥満が問題に。

通常の解決法:それらの飲料水の過剰摂取をやめる。
アメリカ的解決法:飲んでも大丈夫なダイエット・コークを造ろう!(*1)

とか

問題:スーパーマーケットの卵はしょっちゅう割れている(*2)
。→そのままにしておくと顧客から文句が出るだろう。

通常の解決法:不良品卵を取り除く努力をする
アメリカ的解決法:卵パックを店頭で開閉できるようにして、その場でチェックできるようにしよう(*3)

とか。「ていうか、問題を根っこから絶とうよ!」と叫びたく場面が多々あるのですが、彼らにしてみればどんな方法であれAll's well that ends well、終わりよければ全てよし、ということなのでしょうか。いいのか、それで。

まあでも、こういう「なるべく現状はそのままで問題解決法を考えよう!」という姿勢から、実は革新的な技術とかビジネスモデルが生まれたりするのかもね・・・

(*1)コーヒーは飲みたいけど体に悪いというカフェインは怖い→だったらカフェインレス・コーヒーを飲もう、ってのも同じ発想ですな。カフェインレス・コーヒー(デカフェ)もアメリカ発かどうかは確かではありませんが、とりあえず普及率は日本とは比べ物にならない。立食のイベントなんかでセルフサービスのコーヒーポットが置かれるときは、かならず一つはデカフェが設置されている。

(*2)たまに、個数が足りないこともあります。あと、明らかにサイズが違うものが混ざっていることも(Lサイズ卵の中に1つだけSサイズとか)。

(*3)こっちの卵のケースはプラスチックではなく紙製。で、空けて中身をチェックすることができます。最初は知らずにそのまま買ってました。「買った卵が割れていた!」と文句を言ったら、ルームメイトに「ちゃんと箱を空けてチェックしないと」と言われました・・・

2007-02-04

中国語はじめました

学部の語学の授業も一定数までは単位にできるので、最初は無料だしそっちをとろうかと思ってたんだけど、回りの人から授業の厳しさを聞いてひよりました。だって、週5日毎日授業で、毎回恐ろしく宿題が出るそうなんだもん。本業じゃない部分でそれだけ負担を課されるとさすがに厳しい。

ということで、大学がやってるExtension Collageの授業を先週から受講開始。といっても、週2回、毎回2時間半なので、それなりにボリュームはあります。中国語は「発音が難しくて文法は簡単」らしいのだけど、最初はとにかくひたすら発音。「まー、まー、まー、まー(同じ「まー」でも4種類の発音がある)」をひたすら練習。さて、学期の終わりにはどこまで話せるようになってるやら。

2007-02-03

「生みたくない人」に生んでもらう方法を考えるよりも、「生みたいけど生めない人」への支援を考える方が効果的

政治家としてあの失言はまずいだろうと思うものの、みんな言葉だけを捕らえてヒステリックに叩きすぎだよなあ、と思っていた例の「生む機械」発言。擁護するつもりはないけど、テレ朝の橋下弁護士発言、とりわけ以下の部分に深く同意。

テレ朝で橋下弁護士がコメンテーターらと対立し、柳沢大臣を徹底擁護

ボクは生むことが素晴らしいとは思いません。○○(聞き取れず)い人生だってあるし、いろんな事情で産めない方も居るし、それはいろいろある。そういうことをここでは言っていないとおもう。唯一柳沢さんが問題だったのは、子供を生むと言う機能は男にはないのだから、生むと決めた人には出来る限りの補償をする、働く女性に対する権利はものすごく労働基準法なんかで守られているけど、家庭内の専業主婦で子供が生まれた主婦に対しては何の補助も援助も無い、それを援助していきましょう、機械と言う表現はともかくとして、機械であるなら円滑に回るようにいろんな潤滑油なり何なり与えないと・・・・

たとえ話ってのは「分かりにくい話を分かりやすくする」ために使うもので、子供を生む、生む人を支援する、という非常に分かりやすい話を「機械」だとか「潤滑油」などのたとえ話を使う必要は全く無いとは思いますが。まあその部分はおいといても、発言の内容は実にまっとう。

少子化対策というと「結婚してるけど子供がいない人」「結婚していない人」に焦点が当たっていますが、それよりも「結婚してすでに子供がいるが、第二子、第三子をあきらめている人」に焦点を絞ったほうがよっぽど効率的だ、と言う話がなされないのは何故なのでしょう。

こちら、国立社会保障・人口問題研究所がやってる「妊娠と出産に関する全国調査」

http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou12/doukou12.pdf

さてこの中の、「結婚持続期間別に見た、平均理想子供数と平均予定子供数」のデータ。


        (http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou12/point12.pdf)

人口が減少しないために必要な出生率は2.1。例えば30歳以上の未婚率を3割と仮定しても、この「平均理想子供数」が達成できれば、少子化問題はかなり解決に向かうのでは?

じゃあ何故「予定子供数」が「理想子供数」を下回るかという理由を見ると。



圧倒的に多いのが「子育てや教育にお金がかかりすぎるから、これが全体の62%(複数回答)。続く理由が「高年齢で生むのはいやだから」で33%であることを考えると、経済的保証が完璧になされたからといって必ずしもこの「理想子供数」が達成されるかというと、そうはならないのだろうけど。それでも、第二子、第三子に対して手厚い経済的補助がなされれば、経済的理由で子供をあきらめる割合はかなり減るのでは?

(あと、高年齢で生みたくない、っていうその理由には、勿論身体的な問題もあるのだろうけど、「高年齢で生んだら、子供の成長まで経済的に支援できるか不安」ってのも含まれている気がします)

勿論、難しいのがこの「経済的保証」の部分で、例えば同じ「経済的理由で生まない」って答えている人の中にも「学校は普通に公立に行かせるならもう一人生めるけど、子供一人あたりの教育にはしっかりお金をかけて、良い学校に行かせたいから、もう一人は生まない」って人もいれば、「もう一人生んだら、家族が生活していくことすら苦しい」って人もいるわけで。誰に、どういう基準で支援を行うかについては様々なシミュレーションが必要なのだろうけど。例えば、子供一人当たり幾らの支援があれば2人目、3人目を生む気になるのか、学校や医療機関などの公的機関をどこまで無料にできるか、といった検討を行うことは、意味のあることだと思う。

「結婚しようとしない、生もうとしない人にどうやったら結婚してもらえるか、生んでもらえるか」を検討するという戦術レベルどころか戦略すら定まっていない部分に力を注ぐよりは「2人目、3人目を欲しいけど経済的理由から埋めない人に、どうやったら生んでもらえるか」という戦術を考えるほうが、よっぽど費用対効果が良いと思いますがね。

2007-01-30

From 8 to 6

1コマだけの月曜日とは打って変わって、火曜日は何と4コマも授業が。朝8時から夜6時まで、間に休憩を挟みつつ全力で飛ばすと、さすがに疲れます。「お試し期間」に1日4コマを試していて、さすがにこれは厳しいかな、と思い一旦は3コマに減らしたものの、最後の最後で滑り込みでもう一コマとってしまった。しかもOverload Request(学期の規定の単位数をオーバーしてとること)までして・・・

追加で取った1コマはReal Estate。ファイナンス系の授業では「この企業の価値は結局なんぼや!」ってのをやるわけですが、こっちは「この不動産の価値はなんぼや!」の世界です。ちょっと興味があった&Berkeleyはこの分野が結構強い、というので取ってみようと。

教えるのは、教授陣の中でも結構若手(に見える、見た目は)のThomas Davidoff 。歯切れのよい口調、そしてかなりの早口。情報量の多い、うーんコンサルっぽいなあ(笑)という話し方。いろいろな実例なんかを織り交ぜて話すので、話の内容はかなり面白いし、人をひきつける力はかなりのもの。

ただし、英語の早さはかなりきびし目。正直、ちょっと気を抜くとあっというまに何を話しているかわからなくなる。今期取っている中でも、最も「英語についていくのがしんどい」授業だ。といいつつ、内容に惹かれて取ったわけですが。

しかもこの先生、やたら話が回りくどい。比喩とか事例とかを使って「なるべく無味乾燥にならないように」と進めるのはいいんだけど、時々「まずは最初に答えとポイントをざくっと言ってくれー!」という気分になる。

例えば、本日の授業で出てきた「Loan To Value」という言葉についての解説の時。これは不動産の価格に対する社債の発行額の割合で、ポイントとしては「この数値が低いほど安全」というもの。最初にこの定義をずばっと言ってくれればいいのだけど、例えばこんな風に話を始める。「君が投資対象としての不動産を買おうと考えているとしよう。Berkeley? San Francisco? あるいはMonterey?さて、いくつかの候補が挙がってきた際に、君ならどんな尺度で購入の判断を行う?利回り?それも勿論重要だ。他に見るべき点はないか?安全性?そう、安全性は重要だ。じゃあどうやってそれを計る?・・・・」

・・・本題にたどり着くまでが長いよ・・(ノД`)

これ、日本語で聞いている分には具体的だし、話のテンポもいいしで面白いと思うんだけど、英語でこれを追っかけるのはかなり大変。「ポイント、話のポイントはどこ!」と叫びたくなってしまう。

まあでも、当然のことながらネイティブの学生の評判は非常に良い。「あの先生Coolだな!」みたいな感じです。

2007-01-27

Up to date

月曜日は授業が一つだけなので、そのうえ午後からなので、気分的にかなり楽。月曜の朝に授業があった先学期は、日曜の夜に「ああ、あれもやらなきゃこれもやらなきゃ・・・」という気分になったけど、不思議なもんで「月曜日の午前中があるや」と思うと、日曜の夜が不思議と気楽に過ごせたりする。会社も、月曜日は午後から開始になったりしませんかね・・(無理)。

で、月曜日はCore科目のマクロ経済。理系の私にとってみれば、経済学なんて高校の時の現代社会以来じゃないだろか・・・(大学の教養課程で勉強した内容なんて、一切合財覚えていませんさ・・)。需要と供給、IS-LM曲線、ケインズの交差図、といった、内容的には多分大学の経済学部でやるようなこと。ただ、面白いのが、出てくる事例がup to dateなこと。遥か彼方の記憶で「1930年代の大恐慌のときは~」なんていわれても全然実感わかないけど、1990年代の日本の不況とか、最近のアメリカの経済政策とか、リアルで通過してきた時代の考察ができる、ってのは結構面白い。1990年から2000年にかけての日本の不況は、1930年代のアメリカの大恐慌と非常に似通った特徴を示しているそうです。

以前、ポール・クルーグマンの日本がはまった罠ってのを読んだことがあって、その当時は流動性トラップの話って「ホントかよ!そんなのアリ?」みたいな論調が多かったような気がする。でも、今使ってるテキストには、しっかりその話も載っていた(勿論、経済学者の中にはこれに異論を唱える人もある、っていう注釈つきだけど)。私の中では、大学で使ったテキストにのっている理論とか数式は、大概数十年単位での昔のもの、というイメージがあったのだけど、こんな風につい最近の出来事とか、そのイベントを分析した内容がのっている、というそのリアルタイム性にちょっと感動。

あ、上に上げた山形浩生氏のページにある、クルーグマンの論文の翻訳は面白いです。

2007-01-22

落第級仕事人の集積地

アメリカのサービスのいい加減さについてはあちらこちらで書かれているようだけど、本日はその総本山とも言うべきDMVに行ってきた。DMVとはDepartment of Motor Vehiclesで、日本でいうところの運転免許センター+陸運局の事務所、みたいなところ。免許の取得やら車の登録やら、車に関する作業を一手に担っているお役所。ワタシの目的はTemporaryの免許証の発行。DMVで筆記試験に合格して、かつ日本の免許証があれば、Temporaryの免許証を発行してもらえるのだ。9月に筆記試験を受けて、そのあとしばらくほったらかしになっていたのだが、ようやくちゃんと免許をとるかと重い腰を上げたところ。

ちなみに、アメリカには「自動車教習所」なるものはない(プライベートで、ドライビングレッスンをやってくれるサービスはあるようですが)。免許を取るには1.筆記試験をうける、2.筆記に合格したら路上試験を受ける、3.免許取得、というステップ。1と2の間には、免許を持っていないにも関わらず、自分で練習して路上試験を受けましょう、という前提になっているようです。しかも、3の路上試験を受ける際には自分で車を持ち込む必要あり。一応、「同乗者に運転してきてもらう」ことが前提のようですが、それにしてもあまりにアバウトな・・・・

さてこのDMV、サービスのダメっぷりには定評あり。渡辺千賀さんの「ヒューマン2.0」の中でも「生粋のアメリカ人でも頭をかかえる落第級仕事人の集積地」なんて書かれているくらい(落第級仕事人の定義は「要求されたことを要求されたとおりに実行できない」だそうで)。日本では公的機関のサービス精神のなさを「お役所仕事」なんて揶揄するけれど、このDMVこそまさに、お役所仕事も極まれり、という感じ。

窓口に行って筆記試験の合格証と日本の免許証を見せ、「Temporaryの免許を発行してください」というと、キーボードをかちゃかちゃとたたいたお姉さんが困ったような顔をしている。何だ何だ?と思っていると、私に向かって一言「あなた、筆記試験は合格している?」

ハア?合格しているもなにも、私がアナタに差し出したのは、筆記試験を合格したときに貰った紙なんですが。そういうとお姉さん、「うーん、でも、コンピューターにあなたの合格データが入っていないのよね」

ちょー。ちょっとまってよー。なにさ、それ。ちゃんとここに書いてるじゃん!とまくし立てる私を横目に、お姉さんは奥の方にいたちょっと偉そうな感じの上司Aをつれてきて、なにやら相談している。キーボードをいろいろと打ち直したり、困ったわねえ、なんて言ったり。まさかここに来てもう一回筆記試験?それだけは避けたい。大して難しい試験ではないけど、でも一応直前にちょこっとは勉強しなくちゃいけないし、何よりそんなめんどくさいことはイヤだ!

内心かなり焦るワタシを尻目に、困ったわねえ、なんてCrazyなコンピュータなんだ、これを入力した担当者はFuckinだ、などと機械と入力者を責めるお姉さんと上司A。日本とは異なり、ここで客(ワタシね)に「申し訳ありません」なんて言葉は当然ない。彼らにしてみれば、自分たちのせいじゃないのにトラブルに巻き込まれて、全くメンドクサイわねー、なんて気分なんだろう。

とりあえず、どうでも良いからもう一回試験を受けるのだけはイヤだ!と祈っていたところ、どうやらその最悪の状況は避けることができたみたい。どういう裏技を使ったのか、コンピュータのワタシのデータを「筆記試験合格」に書き換え、無事にTemporaryの免許証をゲットすることができた。

さて、ワタシの手元には紙の合格証明書があったにも関わらず、コンピュータにはデータが入力されていないという奇妙な事態。なんでこんなことが発生したのか。お姉さんと上司Aの推測は、以下のとおり。

私の筆記試験の結果を受け取った職員が、コンピュータに合格データを入力する。

合格データの入った証明書をプリントアウト

プリントアウトされた証明書を取りに行く

戻ってきて、データをセーブせずに、プロセス終了


・・・・・Σ(゜д゜lll)

・・・・・Σ(゜Д゜)


ありえない。まったくもってありえない。初心者の使うワードじゃないんだから。プリントアウトしに行く前にセーブしろよ、ていうか、セーブしてないのにプリントアウトできるようなシステムにしてること自体が・・・・orz

そんなところです、DMVってのは。ちなみに、最初に試験を受けに行ったときも、「あ、免許はSSN(ソーシャルセキュリティナンバー:アメリカ版住民基本台帳番号みたいなやつ)がないと取れないから、まずそれを取得してから来てね」と追い返されそうになった。これは全くの間違いで、SSNが取れない留学生なんかはナシでも免許の試験を受けられる。その時は、隣の窓口で手続きしていた同級生を指差して「彼もSSNないけど、あっちは手続きしてるじゃん!」と食い下がり、事なきを得た。こんな風に、明らかに間違っていることを何の疑問もなく遂行しようとする素敵なアメリカのお役所。これに比べりゃ、日本のお役所なんて全然マシ(そもそも、ここ最近、特に市役所なんかのサービスレベルの向上には目を見張るものがあるしね)。

ともあれ、なんとかTemporaryの免許をゲット。あとはこの勢いが衰えないうちにさっさと実技試験を受けてしまって、早いとこ免許をゲットしなければ。

New semester

新学期の、最初の1週間が終了。今学期からCore(必修)に加えて選択科目が取れるので、最初の1週間はみんな様子見で履修登録していない科目なんかにも出席している。最初の週なのでまだそれほどAssignmentとかは無いものの、そんなわけで結構な数の授業に出るので、結構消耗した1週間。さすがに1日4科目授業受けた日は、最後の方で疲れがピークに達したのか、なんと授業中に鼻血が・・・・小学生か、ワタシは。

今学期のCoreはオペレーションとマクロ経済。で、選択はManagirial Accounting、Financial Information Analysis、そしてFinancial Modelign。最初のはいわゆる管理会計(これ、大概のビジネススクールでは必修になっているみたいなんだけど、うちは選択だった・・・)、2個目はバリュエーションとか10Kや10Q(いわゆる、アニュアルレポートですな)の読み方とか、ratio analysisとかそんな感じ。最後のは、ひたすらエクセルにかじりついてモデリング、というもの。なんかもう、ものすごい勢いでファイナンス系で固めてしまって、さすがにちょっと息抜きがほしかったため、最後にCSR Speaker seriesというものを付け足してみた。Speaker Seriesとはその名のとおり、毎回いろんなゲストスピーカーがきて、その話を聞く、という講座で、成績は付かず出席とレポートでPassがもらえる、という美味しい講座(ただし、1タームに1つまでしかとれない、とか制限がある)。PEとかTechとかテーマがいくつかある中で、ワタシはCSRを選んでみた。しばらく遠ざかっていましたが、久々にこのあたりの知識もアップデートしておこう、と。

新学期のばたばたした空気の中、学校は就職活動モード一色に。最近の会話といえば「ひさしぶり!」「冬休みどうだった?」「就職活動はどう?」がほぼ定番に。サマーインターンに向けての就職活動はとりあえず終了、のワタシは「いいねえ~」という言葉を笑って受け流すものの、その分11月は死にそうだったんだから・・・と内心こっそりつぶやいてみたり。

そんな感じで、新学期がスタートです。

2007-01-15

International CES 2007

忘れないうちにラスベガス・CESの感想など。

CESというのはラスベガスで開催されているConsumer Electronicsの展示会(どうしてCESっていうのかは良くわからない・・・)。各企業がブースを構えて新製品を展示したり、イベントやったり、カンファレンスがあったり、という奴なのですが、日本との違いは規模が半端なく大きい。今回のCESの予想来場者数は4日間で16万人!Berkeleyの人口10万人を大きく上回るその規模。

当然、航空券やホテルの取り合い競争も激しく、ホテル側もかなり強気な値段設定。ラスベガスのホテルって、普段は高級ホテルでもそれほど高くない(カジノで儲けるから)のだけど、CESの期間中は通常時の3倍~4倍ぐらいの値段設定にされていたから、驚き。かつ、その値段でもなお、ホテルを確保するのが難しいらしい。

展示の目玉の一つは、やはりシャープの世界最大108インチ液晶、でしょうか。ここ数年、ディスプレイ業界はひたすら「数インチを競う巨大化競争」だったみたいだけど、今年はシャープが108インチを出して誇らしげに「World Largest LCD」と展示されておりました。正直、100インチを超えるディスプレイってどれだけ需要があるか謎なんだけど・・・ここまでくるともう、メーカーとしての意地なんだろうなあ、と。

108インチがどれほどの大きさかは、隣に立っているおねーさんを見てもらえば実感できるかと・・・

日本企業もいろいろブースを出してたけど、印象に残ったのは韓国勢の勢い。会場内で巨大ブースを確保していたSamsungとLG、この二つ、私は今回始めて知ったのだけど、液晶(LCD)とプラズマの両方を生産しているのだ。「世界最大」には及ばなかったけど、どちらも100インチクラスまでの液晶とプラズマをずらずら~っと展示。

ご存知の方もいると思うけど、液晶とプラズマって生産工程が全然違う。で、どちらも結構な規模の投資を必要とする。日本だと液晶はシャープ、プラズマは松下が注力して大型パネルを生産しているけど、SamsungもLGもどちらも100インチクラスの液晶・プラズマパネルの両方を生産している。行ってみれば、シャープと松下の両方を一つの企業の中に抱え込んでいるようなもんでしょうか。恐るべし、韓国企業。

これ、上の方に展示されている奴も32型とか40型なんですが、下の100インチと並べられると、全然そんな風に感じないのが恐ろしい・・・

パネルディスカッションなんかもいくつか聞いてきました。テーマはそれぞれ違ったのですが、共通して出てくるキーワードは結構同じだったりして、その辺はなかなか面白い。良く出てきたのは「User Experience」「User Generated Contents」「Social Network」ってあたりですかね。特に最初の「User Experience」はもうこれでもか、これでもか、と。日本ではまだあまり使われていない感じの言葉ですが、こちらではすっかり当たり前のよう。

2007-01-13

あけましておめでとうございます


いまさらですが、年の初めの決まりごと、ということで。今年もよろしくお願いします。年も改まったということで、テンプレートなど変えてみました。

去年1年いろいろあったなあ、と振り返っていろいろ書いてみようと思っていたのだけど、気がついたら来週から授業開始で、しかもこの週末にやらなきゃいけないことが沢山で、そんな余裕もなく新学期が始まりそうな予感。まあ、時間のあるときにでもあらためて。

ちなみに年末年始は、LA在住のビジネススクール仲間(かつ去年からの受験仲間)のイトゾウ氏とメキシコへ。ユカタン半島の遺跡めぐりと、カンクンの近くにあるコズメルという島でのダイビング三昧でした。カンクンといえばアメリカ人の定番のリゾート地、ということで、やや観光化されすぎている感じはありましたが、何を食べてもおいしい、ありえないぐらい海が綺麗、というすばらしいところでした。湿度が高いからビールがおいしいったら。メキシコ旅行記、これもまた改めて。

で、戻ってきたその足で再びラスベガスに。といっても遊びに行ったわけではないですよ。CES2007というConsumer Electronicsの展示会がラスベガスで開催されておりまして、とある事情でそのお手伝いに行ってきたのです。日本から来た人たちのご案内。3日間で16万人が来場する、というものすごい規模のイベントです。ちなみにBerkeleyの人口は10万人なので、それより多い。ラスベガスで3日ほど過ごして、ようやく本日Berkeleyに戻ってまいりました。

さて、今年の目標はストレスのコントロール。ストレスを無くそう、とはあまり思わなくて、適度なストレスは自分を成長させるためにも必要だけど、それが過ぎるとあまりよくないよな、ということを、年越しのメキシコで考えておりました。

その昔、友人に「どんなに前向きな変化であっても、環境が変わると必ず人はストレスにさらされる」ということを言われて、そのときはふーん、そんなものかな、と思っていたのだけど、今になってその言葉の正しさを実感しています。特に、自分が望んで起こした変化の場合だと、ポジティブな気持ちとストレスを感じている状況が相反するため、自分自身がなかなかストレスにさらされていることを気づきにくい。

そんなことを実感できたのも、年末年始になって時間の余裕ができて、新年の挨拶で久しぶりの人に年賀メールを送って、それがきっかけでちょっと話したりして、そんなことをぽつぽつとやっているうちにようやく、という感じ。あー、渡米してから5ヶ月、結構いろいろなストレスにさらされてたんだなーと。

私は基本的に、自分の中のマイナスのエネルギーを嫌う部分があって、自分がストレスにさらされている、といったネガティブなことには目を瞑りがちなのだけど。でも、そういうネガティブな部分もきちんと認識しておかないと、コントロールはできないよなあ、と改めて思った次第。自分の状態をきちんと把握しながら、ストレスのコントロールをしていきましょう、というのが今年の目標です。

あ、あと、ストレスをコントロールするためには「逃げ場を作る」のも重要だな、と思います。なので、逃げ場を確保する、ってのも今年の目標かな。

2006-12-21

SF/ニセ科学/房総バケーション

朝からサンフランシスコの美容院へ。5ヶ月ぶりにストレートパーマをかけて、もーーーーのすごくすっきり。値段が日本の1.5倍ぐらいしてちょっとためらっていたけど、これやっぱり必要だわ。見た目がどうこうとかいうよりも、何もしなくても髪の毛がまとまるというストレスフリーな状況は、一度味わったらやめられません。

ジャパンセンターの近所に寄ったついでに、日本食屋でうなぎ&焼き鳥定食。結構おいしくて、9ドル。Berkeleyだと日本食は結構いまいちなのが多くてあまり食べないのだけど、サンフランシスコまで来ると結構レベルが高くて良い感じ。



はてなブックマークの数がすごいことになっているyoutube動画「視点・論点「まん延するニセ科学」 」



すごいね。阪大にこんな先生いたんだ。単にニセ科学は科学的に間違っている!っていうことを言うだけじゃなくて、何故人がニセ科学に惹かれるかまでをきっちりと説明している。今までもやもやしていた部分を、実にクリアにしてくれる。すばらしい!

あと、10分間での内容の構成がとてもよく出来ている。平易な言葉で、誰にでも分かりやすい説明。私が学校の先生だったら、絶対に子供に見せてるな、この映像。

たしかに、なんでもかんでも単純な二分法で割り切れるなら簡単でしょう。しかし、残念ながら、世界はそれほど単純にはできていません。その単純ではない部分をきちんと考えていくことこそが、重要だったはずです。そして、それを考えるのが、本来の「合理的思考」であり「科学的思考」なのです。二分法は、思考停止に他なりません。

「ニセ科学」に限らず、良いのか悪いのかといった二分法的思考で、結論だけを求める風潮が、社会に蔓延しつつあるように思います。そうではなく、私たちは、『合理的な思考のプロセス』、それを大事にするべきなのです。


あとこの番組、どうやら早朝4時からの放送だったみたい。普通だったらそんな時間帯の番組、ほとんど誰の話題にもならずに消えていっただろうに。こーいう使い方ができるからyoutubeはすごいよなあ、と思う。



youtubeつながりでもう一つ。検索してたら、前々から見たかったCMを発見。

房総バケーションCM


あー、このCM凄い好きだー。佐藤雅彦さんはやっぱりすごいなー。

2006-12-20

Earthquake / 万人に通用する方法なんてない

ネットサーフィンしながら晩御飯食べてたら突然の地震。がたがたっ、どかん!って感じで数秒揺れてそれでおしまいという短いものだったのだけど、こ、怖かった・・・。

ネットで調べたら、どうやら震源はBerkeleyらしい。しかも、「Distance from」から推察するに、私の住んでいるところに限りなく近い感じがする。ううっ、いやだ、私震源の真上に住んでるんですか・・(涙

http://quake.wr.usgs.gov/recenteqs/Quakes/nc51177042.html

恐怖感を紛らわすために友人に「怖かったよー」メッセンジャーを送りまくる。しかしいつものことだけど、地震って人によって本当に反応が違う。同じくらいびびってるひととか、なんか全然平気な人とか。私はだめ。雷とか台風とかは平気なのに、もう、地震は全然だめ。揺れが収まったあとも、しばらくの間は「次がくるんじゃないか」ってずっと怯えてるぐらい、だめ。



さて、渡辺千賀さんが「イジメを減らすにはイジメられっ子側を特訓すべきではないか」というエントリーを書いていて、個人的にはなるほどなるほどと深く同意したのだけど、はてなブックマークのコメントをみてたら「こんなことでイジメを減らすのは難しい」とか「ふーん」とか、意外と反応が良くなくてちょっと驚いた(あ、勿論、同意のコメントも沢山あるのだけど)。

確かに、これで全てのイジメに関する問題が解決するわけじゃないけど、そもそも全てのイジメを一気に解決できる方法なんてありえない。その人のパーソナリティとか、イジメられている原因とか、シチュエーションとかによって、対応策は変わってくるはず。そうすると、イジメを減らすためにできることって「こんな方法もある」「こんな方法もある」という具体的にとれる策をなるべく沢山共有することなんじゃないかなあ。その意味で上のエントリに書かれている手法はとても具体的だし、イジメられている子供のうちの何人かはこれで助けられる可能性が十分にある。

ちなみに、私も小学生の頃、かるーくイジメられていたことがありました。といっても上に書かれているのに比べたら全然軽度の、女の子に良くありがちな「あの子、ちょっと気に入らないよねー」という理由で無視される、というものだったけど。

今からは想像もできないかもしれないけど、小学校低学年の頃の私はおとなしくて(いや、本当だって!)、成績が良くて、先生の言うことはよく聞いて・・・という、ある意味「あの子なんかいいこぶっちゃって、気にいらなーい」といわれる要素をしっかり持っていたのだ、と思う。

一体何がきっかけだったか分からないけど、ある日ふと、今まで普通に喋っていたクラスの女子に話しかけても、さりげなく無視されていることに気がついた。必要なこととか、一言二言会話は続くんだけど、潮がさーっと引いていくみたいに人が目の前から引いていく。え、なになに、何が起こってるの?と状況を把握するまでにしばらく時間がかかったような。

あ、なんか私無視されてる?と思ったものの、「ていうか何で私のこと無視するの!」と反論できるだけの気合は当時に私にはなく。そもそも、何か仕掛けてくるわけでもないから、反論するきっかけもない。なんとかしたいけど、どうしていいのか分からない・・・という状態で鬱々とした日々を送っていた。

休み時間とか、誰も一緒に遊んでくれないものだから、何故か一人でのぼり棒のてっぺんに登ってぼーっとしていたの(当時から高いところが好きだったらしい)。当時の細かい記憶はもうないけど、こちらが話しかけようとしたときに、まるで自分がそこに居ないかのように周りの人が引いてったときの、すーっと背筋が寒くなるような感覚は、今でもしっかり覚えている。存在を無視されるって、時には言葉で罵倒される以上にダメージが大きい。

さて、この状況からどうやって脱出したかというと、実は情けない話だけど、最初のステップは、自力では何もできなかった。無視されている私を見かねたのか、たまたまなのか、同級生の一人が声をかけてくれて、友達になってくれたのだ。

当時のクラスの女子グループといえば、「AちゃんのグループはいいけどBちゃんのグループと仲良くするなんてありえなーい」なんてわけの分からない派閥みたいなものあったりして、小学生は小学生なりに複雑な人間関係を形作っていた。「あいつはA部長派のくせに、B常務と毎晩飲みにいくなんて・・・」なんてささやかれるサラリーマン社会と実に良く似ていたのかもしれない。あ、これ、適当に想像で書いてますけど。

閑話休題。

けれど、私に話しかけてくれた彼女は、その明るさとオモシロさ(関西ではこれはとても重要だ、笑いが取れるかとれないかは、その人の評価に大きく影響する)と天真爛漫さで、そうした派閥の壁を飛び越えてみんなから好かれている、という、実にナイスなポジションをゲットしていた。

その彼女が友達になって、私と話している・・ということで、気がついたら私の「無視タイム」はいつの間にか終わっていた。もしかしたらターゲットが他に移っただけかもしれないが。ともあれ、私を無視していたグループのリーダー(と、私が推察していた子)も、そんなこと無かったかのように普通にニコニコと話しかけてくるようになっていた。多分、時間的にもそんなに長い期間ではなかったのだと思う。

さて、そんな風にして幸運にも無視ターゲットから脱出することができたのだけど、それをきっかけに「むむ、これは気をつけなければいけないなあ」と思うようになった。

イジメられる原因はいろいろあると思うけど、実に些細なことがきっかけになっているケースは結構多い。友人同士の会話の中で「なんかあの子のあの言い方、きにいらなーい」とか、本当にそんな程度の。一連の出来事で、自分が「なんかきにいらなーい」と言われる要素を持っていることに気がついた私は、こりゃ、なんとか対策をとっとかなきゃ、この先どこでまたやられるかわからんわ・・・ということを、しっかりと悟った、という次第。

で、私がどうしたかというと、その「ナイスポジション」を獲得している友人と一緒に行動しながら、彼女の行動を観察し、イジメられた私と彼女の違いは何だ?ということを学ぼうとしたのだ。

同じようなことを言っても、Aさんだと好意的に取られて、Bさんだと「なに、あれ、超感じ悪い!」といわれるような状況だってある。口調とか、前後の文脈とか、笑いで自分を落とすとか、そんないろんな要素が絡み合って、実に細かい部分で人の反応って変わってくるんだなあ、ということを、彼女だとかクラスのみんなを見ながら、ちょっとづつ学習した。で、それを自分でも実践してみた。まさにtrial and errorな日々。

とこうして書いてみると、なんだかヤな小学生だな・・と自分でも思うけど、要はこれ、上のblogで千賀さんが書いている「アメリカで、友達とうまく遊べない子に経験させる『社交性トレーニング』」と同じようなことを自分ひとりでやっていたのか・・・ということに、いまさらながら気がついた。トレーニングしてくれる大人はいなかったけれど、身近な「これはロールモデルにできそうだ」という人を選んで、その行動を真似て身に着けていく、という。

一人トレーニングがどこまで功を奏したのかは分からないけど、ともあれその後はイジメられターゲットにされることもなく、無事に学生生活を終えることができた。

私の場合は、自力でイジメから脱出したわけではないので「これがイジメ対策に有効な策!」とは胸を張っていえない。けど、イジメられにくいポジションを確保する、って言う意味では、その後の人生においてそれなりに有効な策だったのではないか、と思っている。

イジメられている自分と、イジメられていない子とは何が違って、自分のどの部分がイジメっ子の「イジメ心」を刺激するのか、どういう風に振舞っていけば生き延びていけるのかを考えることは、万人に通用するものではないかもしれないけど、結構重要なポイントなのでは?

繰り返しになるけど、「これで全てのイジメが解決する!」という万能策は存在しない、と思ってる。じゃあどうすればいいかっていうと、とにかくイジメられっ子が取れる可能性のある具体策をみんなで共有して、それぞれのケースに合わせて一つ一つ潰していく、と。そういう「具体的な経験」が共有できる仕組みとか、もっとあるといいのに。

誰の役に立つかは全く分からないけど、上に挙げたblogを読みながら、自分の経験もどこかで何かの参考になるのでは?と思い、つらつらと書いてみたという次第。

2006-12-19

Updated!

ファイナル終了後行ってきたLas Vegas旅行の旅行記(?)を更新。

Day 0
Day 1
Day 2
Day 3

ラスベガスに行ったはずなのに、カジノについての記述はほとんどありませんが・・・
いや、カジノは楽しんでは着たけれど、じっくり語れるほどの情熱も資金も投入できませんでした、ということで。

2006-12-17

Las Vegas trip Day 3: There is no time for pausing to rest

最終日。シアトルからきていた2人が早い便の飛行機で帰ってしまったので、残った友人とカジノをぶらぶらと流す。一度は試しにやってみるか、ってことで、ルーレットに挑戦。5ドルずつ、ローリスクローリターンな賭け方を続けていると、いつの間にか40ドルが70ドルになって、その前のブラックジャックの負け分を無事回収。

しかし、軽く遊ぶ分にはいいけど、基本的にギャンブルは向かない性格だわ・・・ということを改めて認識。「使った分+α取り戻せたらいいいな」とか、結構いい感じで勝っているときに「どのタイミングで引こう・・・引き際を見失うと折角勝った分を失ってしまう!」なんて考えてしまうのだ。「ここで一気に大きく賭けに出て勝とう!」という気持ちが全然わいてこない。人生ではかなりハイリスク・ハイリターンなポートフォリオを組んでいる気がするのにね。



昼ごはんを食べて空港について、飛行機まで時間があったのでデジカメで撮った写真PCにうつしながら、blogを書く。ラスベガスの街もカジノも楽しかったけど、やっぱりValley of Fireが一番よかったかな、とあらためて思う。スポット自体がよかった、ってのも勿論あるのだけど、ああ、私はこういうのが好きだったんだ、そういえば、っていうことを改めて思い出した。見たことのない風景を目にしたときの、あの圧倒感。遺跡とか自然遺産とかそういうものに惹かれるのは、そうした圧倒感を感じたいんだ、ということを。

仕事をしていた頃。最初は仕事に慣れるのに忙しくて、ひと段落ついたころにはビジネススクール受験のための準備を始めたりして、そんな感じでここ数年は、きちんとまとまった時間をとって「旅に出る」ってことがほとんど無かった。仕事でやたら出張が多かったせいか、次第に「旅」と「移動」の感覚が近づいてきて、新しい場所を訪れても、見知らぬ土地に足を踏み入れた時のあの不思議な高揚感が段々と小さくなってきていた。そうこうしているうちに、「見たことのないものを見て見たい」という根本的な欲求が、段々と遠いものになってきて、あれ、そういえば何で私はあんなにいろんなところに行きたいんだっけ?と自分の感覚が分からなくなっていた。そうすると、事前に色々調べて、スケジュールを組んで、見知らぬ土地で見知らぬ場所を訪れるために必要なエネルギーを投下することに、ちょっと億劫になっていた。

「楽しむためにはエネルギーがいる」と書いたのは村上龍だったか。受動的に受け取るだけでなく、楽しみという快楽を求めるためのエネルギーは意外に大きくて。忙しさに忙殺されていると、そうした大きなエネルギーを投入するのが、次第に面倒くさくなってしまう。「休む」ことの気持ちよさに慣れてしまって、そうするとますます、動き出すためのエネルギーを投入するきっかけが遠のいていく。摩擦係数と同じで、一度止まってしまうと、再び動き出すのには動いている時以上に大きなエネルギーが必要。

年末年始にはMexico Cozumelに行くことにしていた。とりあえず航空券を押さえただけで、最初は、海に潜りながら、のんびり骨休めしよう、なんて思っていた。でも、気が変わった。あ、勿論ダイビングはするけど(そのために、Cカードの再発行申請までしたしね!)、「ゆっくり休むこと」だけを旅の目的にするのはやめよう、と思った。生きている間にどれだけの場所に行けるか分からないけれど、なるべく沢山の見たことのない景色を見て見たいし、行ったことの無い場所に行ってみたい。そしてそのために使える時間は無限じゃない。

というわけで今年の冬は、Cozumelで潜るのと同時に、ユカタン半島の遺跡巡りに行ってきます!
(そんでもって来年の冬こそは、ぜひとも南極に行きたいところだ・・・)

2006-12-16

Las Vegas trip Day 2: Valley of Fire

二日目のメインイベントは、ラスベガスから1時間ほどのところにあるNational State Park Valley of Fire。「ナウシカですか!(それはValley of the wind)」という突っ込みで盛り上がる同世代の我々。

ホテルでレンタカーを借りて昼過ぎに出発。フリーウェイを約1時間、そこから一般道路に下りて約1時間。あたりには何も無い。本当に、文字通り何も無い。だだっ広い砂地に背丈の低い小さな潅木やら所々にサボテンやらが生えていて、あ、これが正に昔地理で習った「ステップ気候」って奴なんだろうか、などと思う。



そしてその何も無いステップの真ん中に横たわる一本道。



道路が、地平線に消えていく風景なんて、久しぶりに見た気がする。

何も無い一本道をひたすら走り、到着したのがValley of Fire。砂漠地帯の果ての山を越えると、景色が変わり、突如巨大な赤い岩石が現れる。



長い年月をかけて侵食、風化、隆起を繰り返した巨大な岩は、場所によって様々な奇妙な形をつくり、見事な風景を作り出している。そしてそれが、広い大地の見渡す限り遠くまで、延々と続いている。赤い岸壁と青い空のコントラストが美しい。時折、太陽の光を受けて、赤い岸壁が鮮やかに輝く。とにかく、圧倒。

こーいうのとか



こーいうのとか



お約束どおり登ってみたり



そういえば昔、まみぞうさんとトルコを旅行したときは、ひたすらこうした遺跡やら建造物の「頂上」とか「先端」とかに全力で登ってはお互いに写真を撮る、ということを繰り返していたけど。この年になっても、同じことをやってくれる同行者が居て本当によかった・・・

適当に決めた行き先だったし、そんなに期待もしてなかったけど、予想以上に大満足。そんなこんなではしゃぎまくって帰路に着く。惜しむらくは太陽がそれほど出ていなかったこと。けれど、西へ向かう帰り道、雲の隙間から一瞬差し込んだ光に照らされ、こんな風景をパチリ。

2006-12-15

Las Vegas trip Day 1:Casion City

翌16日。今度こそ本当の出発日。気を取り直して昨日と同じスケジュールで空港に向かう。いやもう、なんというか、空港までの道のりが本当にむなしい。この道は昨日来た道・・・ううっ、何をやってるんでしょう、私は、一体・・・

ともあれ、今日は無事にチェックイン完了(あたりまえだ)。乗り込む飛行機はUnitedの格安航空会社Tedが運営するエアバス320。サンフランシスコからラスベガス間でのフライトは約1時間で、料金は往復税込み160ドル。距離的には東京-大阪、ぐらいかな?相変わらずアメリカの飛行機は安い。

そんなこんなで到着したラスベガスの空港。飛行機を降りるや否や、なんとそこにスロットマシーンが。


そりゃラスベガスといえばカジノだけど、いくらなんでも気が早すぎ。

でもまあこれが、カジノの街ラスベガスを象徴する風景の第一歩。街中、とりあえずいたるところにカジノがあった。ホテルとかレストランとか、そんなレベルじゃすまない。翌日出かけたラスベガスから1時間ほどのNational State Park、そのハイウェイの近くにあった田舎風スーパーもなんとカジノ併設だったのだから。

2006-12-14

Las Vegas trip Day 0:What's the date today?

ファイナル(期末試験)の最後はマーケティングのレポート。ボストンキャリアフォーラムとかの就職活動と被ったmid term(中間テスト)よりはスケジュール的には楽ちん・・・と思っていたはずなのに、気がつけば最後は3日で睡眠時間6時間、という、仕事していた頃以来のえぐいスケジュールに。

これが、全部いわゆる「試験」だったら、受験時の体調も考えてある程度は睡眠時間を確保するのだけど、なまじレポートが多かったものだから体力的にはいくらでも無理ができる状況にあり。ホント、久々の徹夜は体に堪えます。まさかこっちでもキューピーコーワゴールドのお世話になるとは。慣れないことをしたせいか、なぜか普通に勉強している最中にいきなり鼻血を出す、という事態も発生。鼻をかんだわけじゃないのに、ノートにペンを走らせていたら、突然机の上に鮮血がどばっと。結構びびった(なんか血管でも切れたのかな?)

そんな感じでへろへろになりながら14日には最後のレポートを提出してファイナル終了。いくつか必要な買い物をして、洗濯して(だって、洗濯しないと翌日からの服が無かった!)、荷造りして、シャワーを浴びて眠りについたのは結局真夜中1時過ぎ。3時間ちょっとの睡眠の後、15日早朝、朝5時のBARTに乗って空港に向かう。

そう、今日から2泊3日でラスベガス旅行。全米各地に散らばるMBA受験時代の友人一同で(というほど多くない)、ラスベガスに集合なのだ。

自宅から空港までは約1時間。途中、一度乗り換えたはずだけど、ほとんど記憶が無い。荷物を抱えて座席の上で丸くなって、ひたすら眠りこける。空港について、あまりの眠さにその場にうずくまりそうになる体を必死に引きずってUnitedのチェックインカウンターにようやく到着。パスポートを読み取り機にかけて、これでチェックインすれば一安心・・・と思った矢先、画面に出てきた文字は

「お客様のフライトはまだチェックインできません」


・・・・へ??


「お客様のフライトは12月16日8時26分発です。チェックインは12月15日8時27分より可能です。」


・・・・あ。



私、出発日間違えた・・・・Σ(゜д゜lll)!!!



出発予定日は16日、そして今日は15日。


ファイナル続きの毎日で日時の感覚が全くなくなってしまい、気がついたら1日すっ飛ばしてすっかり今日が出発日だと思い込んでいた・・・

旅行だ出張だと今まで結構あちこち出かけてきましたが、出発日を間違えたのは生まれて初めてです。ネタとしか思えないこの展開。ネタじゃありません。

あまりのショックと眠さに、一瞬「このまま空港の近所のホテルに部屋をとって、明日の朝まで眠り明かすか?」と考えるも、なんとか家に戻る方向に自分を励ます。とはいえ、眠気には耐えられず、SFOのベンチに座って荷物を抱え、意識を失うかのように眠りに落ちること約3時間。ようやく家についたのはお昼前。

まあ、出発日を一日遅く間違えなかっただけでも、よかったかな・・

2006-12-02

Big Game

アメリカでは大人気だけど日本ではほとんどなじみのないもの、の一つがアメリカンフットボール。日本だと、そもそもちゃんとしたチームがあるのか?ってなレベルだけど、ここアメリカでは熱狂的な人気を誇る。それも、プロリーグだけでなく、大学対抗戦も。Berkeleyで試合が開催されるときは、街中が大賑わい。こちらでは、会場内でのアルコールドリンクの販売が禁止されているので、スポーツ観戦の前はTale Gateと呼ばれるPre Game Partyが各地で開催され、みんな十分に酔っ払った状態で会場へGo。大学内外を問わずあちこちに即席の野外Partyが設置され、街中が騒然とした雰囲気に。

で、Big Gameとは大学生アメフトにおけるUC BerkeleyとStanfordの対抗戦のこと。なんでもこの2校は宿敵のライバルらしく、シーズンを通じて最も盛り上がる試合。日本で言うところの早慶戦とか名阪戦みたいなもんですかね(早慶戦はともかく、名阪戦は誰も知らんだろう、という突っ込みはおいといて)。Berkeleyの丘の上にある巨大スタジアムには見渡す限りの人、人、人。一体何人いるんだろう?感覚的には甲子園球場より広い気が・・・。

フットボールのルールは全く知らない私だけど、一緒に観戦したアメリカ人同級生がいろいろ解説してくれたおかげで、それなりに試合の流れを理解して楽しむことができた。ちなみに、一番驚いたのは、アメフトには1チームの中に「Offence」「Diffence」「Special Team」の3チームがあり、それぞれに10人近くの選手が配置され、さらに補欠なんかを含めると、1度の試合に50人を超える選手が参加している、ということ。選手、多すぎだよ・・・そもそも守備と防御が分かれている、というのもびっくりだけど、Special Teamという、ターンの最初とか最後に行う「ボールをキックしてなるべく遠くまで飛ばす」という攻撃(防御?)専門のチームまであるのには驚いた。試合に参加してる選手だけで50人なら、クラブには一体何人ぐらいの部員がいるんだろうね。

そんなわけで、アメリカのカレッジスポーツの雰囲気を満喫することができ大満足。とはいうものの、何であのスポーツがサッカーや野球(あ、野球はそれなりに人気あるか)よりも人気があるのか、ってのはいまだに理解できません、はい。

ちなみに、試合が終わると(Berkeleyが勝った!)観客はみんな一斉にフィールドに降りて行く。何をする、ってわけでもなく、とりあえずフィールドでみんなで喜び合って、写真をとって、ってな感じですが。

2006-12-01

Pandora TV

Pandora TVは韓国の動画共有サイト。いわば韓国版You tube。で、このサイト、youtubeで最近厳しくなっている著作権という観点が全くないようで、日本のドラマが山のようにアップされている。しかもyoutubeのように10分刻みとかじゃない。映画もドラマもフルサイズでアップ。凄い、っていうかここまで来るとある種オソロシイ・・・・

夏の間に一時滞在していた大学寮で知り合った韓国人の友人がやたら日本のドラマに詳しく、「なんでそんなに知ってるの」と聞いたら「日本のドラマが大量にアップされているサイトがあって、韓国ではみんなそれを見ている」と言っていたのですが、おそらくここのことですかね。

これは気をつけないとものすごい勢いで時間を吸い取られてしまうサイトだ・・と思いつつ、Good Luckにハマり中な私。キムタクはどうでもいいんですが、何がすばらしいかってこのドラマ、飛行機とその操縦シーンがこれでもかこれでもか、と出てくるところヽ(´ー`)ノヽ(´ー`)ノ。着陸のシーンとか、ほんと、ワクワクする。いやー、ストーリーはどうでもいいから、1時間全部飛行機の操縦シーンとかやってくれないですかね。

そういやここ2年ぐらいグライダー乗ってませんが、いや乗ってたこともしばらく忘れてたのですが、あー、飛行機ってやっぱり良いなー、ということを改めて思い知らせてくれる素敵なドラマですな。同じく飛行機好きのまみぞうさんは絶対みるべし。あ、あとは、柴咲コウと堤真一のツンデレっぷりもなかなか良い感じ。

2006-11-28

high technology, venture finance and wine

全ての科目が必修だった秋学期もまもなく終了。Berkeleyでは今週から春学期の選択科目のBiddingが始まっている。biddingというシステムはおそらく、大概のビジネススクールが採用している方法で、つまりは各生徒が持ち点を取りたい科目に振り分けてbidする、という仕組み。とはいうものの、Berkeleyは学校の規模が小さいせいもあってか、定員が溢れてしまうクラスはそんなに多くない。去年の同じ春学期だと、定員溢れがおこったクラスは3クラス。ただ、その3クラスが妙に「あー、Berkeleyっぽいなあ」というものだったので、ちょっと笑ってしまった。

溢れた3つのうちの2つはベンチャー関係。一つはOpportunity Recognitionという、ハイテクベンチャーのスタートアップに関する授業で、何でも教授がシリコンバレーのハイテクベンチャーに強い人脈を持っているらしく、超大物のゲストスピーカーが登場するらしい。もう一つはNew Venture Financeという科目で、これはベンチャーファイナンス関連。教授はなんと、シリコンバレー随一の法律事務所の共同経営パートナーでもある人。

で、最後の一つはというと「Wine Industry」という授業!

授業のトピックを見ると
·Wine finance - an examination of supply side, return on capital, and business risks in the wine industry
·Different models of success: the negotiant winery (buying grapes and bulk wine each year from outside sources) versus estate winery (growing each grape that goes into the bottle)
·Establishing a successful wine retail business through a differentiation strategy
·The complexities of distributing wine through the three-tier system (from winery to distributor to retailers)
·Wine-related start-ups – creating new ventures in a changing and growing wine industry

という感じで、finance、strategy、start-upなど様々な観点からワイン業界に切り込んでいる。Wine Industryは立派なビジネスフィールドなのだ。さらにBerkeleyはアメリカ有数のワイン製造地Napa Valleyのお膝元。地の利を生かして、ワイン業界から様々なゲストスピーカーも呼ばれるみたい。

人気授業のキーワードがハイテク、ベンチャーファイナンス、ワインとは、なんともうちの学校らしいなあ。

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