2008-05-31

Welcome to my laboratory!

そんなわけで最近は何をしているかというと、昼間→飛行機、夕方→ご飯を作る、夜→ネットとか本とかちょっとだけ引越しの準備とか、という感じです。本当はそろそろ、飛行機の学科試験の勉強を始めなければならないのですが、どうもPCが目の前にあるとダメだね・・・

そんな中、ニコニコを巡回していて、なつかしの番組を発見。



これって、関西でしか放送されてなかったんだろうか?私が高校生の頃に放映されていた番組です。

どんな番組かというと、平智之扮するトンチ博士(ちなみにこの人は京大卒のホンマモンの博士です)と、越前屋俵屋扮するポンチ君が、様々な実験を通じて様々な科学の謎に挑むお笑い科学番組。トンチ君とポンチ博士の漫才のような掛け合いの会話とか、大阪の街に繰り出した二人の素人いじりの面白さとか、といいつつもテーマに「ネオテニー」だの「カクテル・パーティー効果」だの、結構本格的なものを取り上げているあたりとかが、私のツボにぴたりとはまって。私と当時の同級生のSさんはこの番組が大好きで大好きで。番組の冒頭でトンチ博士が叫ぶ「うぇ~るかむ とぅ~ まい らぼらとり~!」をお互いの挨拶にしていたもんでした・・・

今改めてみてみると、よく言えば自由奔放、悪く言えば「これちゃんとシナリオあるのかよ!」的な勝手気ままで適当な作りっぷりに、今はもうこんな番組は作れないんだろうなあ、いい時代だったなあ、と改めて思った次第。しかし、ビデオとかDVDとか発売されてたんですね。これ欲しいなあ・・・・

ちなみに、ニコニコ動画が外部からも見れるようになったと聞いて試してみようとしたのですが、特定のblogじゃないと貼り付けられないのですね、残念。

2008-05-28

外人受けの良い日本食

2年目になって住み始めた今の家は私を含めて5人(アメリカ人、中国系アメリカ人、韓国人×2人、私)で住んでいたのですが、みんな2年目で比較的時間に余裕があったこともあり、結構な頻度で夕食をお互いに作りあっていました。私もいろいろ日本食を提供していたのですが、中でも圧倒的な支持を得たのが「おでん」。Bay Areaはきちんとしたところから実は経営者が日本人ではないアヤシイところまで含めて、それなりに日本食レストランがあるのですが、意外にもおでんはそれほどポピュラーでないらしい。

そんなわけで、「日本に戻る前に絶対に作り方を教えて頂戴、もしくは、詳しいレシピを頂戴」とルームメイト各位から要求され、先日ようやくルームメイトである中国系アメリカ人Jingを相手にOden Cooking講座を開催いたしました。


材料はこんな感じ。日本食スーパーがあるので、大体のモノは手に入りますが、さすがに牛筋はみかけない・・・・。昆布巻きは高くてあきらめました。だって6個で5ドルもするんだよ!あと、餅巾着は売ってるけど、これも微妙に高いので油揚げと餅で手作りです


餅巾着をつくるJingさん


鍋に投入して・・・・(ちなみにいちいち工程の写真を撮ってあるのは、あとでレシピにして残りのルームメイトたちに送るためです)


ハイできあがり。簡単簡単。


ついでにきんぴらごぼうなんかも作ってみました

こちらの人は何につけても人を褒めるが上手くて、些細なことでもこっちが気恥ずかしくなるくらい大げさに褒めてくれます。このおでんに関してもそうで、良く考えれば切って煮るだけの超簡単料理なのですが、とにかくみんな大喜びで大絶賛でした。まさかおでん作ったぐらいで「you are iron Ccef!」と褒められるとは(笑)まあでもそうやって大げさに喜んでもらえると、作っている方としても嬉しいもので、じゃあ次は何を作ろうかなーなどと考えたりするものです。

ちなみに、その他外人受けが良かった料理としては

・出汁巻き卵:味そのものというよりは、卵焼きフライパンでくるくると巻きながら作っていく手順に感心されました。こっちでも、卵焼きは寿司のネタとして知られているのですが、みんなあれは直方体の型に卵を流し入れて作る、と思っていたらしく、まさか薄い卵焼きを1枚1枚巻きつけて作っているとは思いもしなかったようです

・炊き込みご飯:これも材料準備して炊飯器に入れて焚くだけの簡単メニューなんですが。椎茸ひじきバージョンとか鮭バージョンとか色々なバージョンを作ってたら、「よくそんなにバリエーションがあるわねえ」と驚かれた

・お好み焼き:見かけで引かれるかと思いましたが、そうでもなかった。多くの関西人がそうであるように、私も「これだけは譲れない」ポイントがお好み焼きにはあり、それは「山芋を入れる(ただし、最近のお好み焼き粉には元々山芋が入っているものもあり)」と「水ではなくめんつゆで粉を溶く」がそれ。

2008-05-25

卒業しました!

報告が遅くなりましたが、5月16日をもって(おそらく)無事に卒業いたしまいた。実は最終的な成績はまだ出ていないので、今のところ全員卒業「見込み」なんですが、まあこの段階で落とされた人がいるという話は聞いたことないので、おそらく大丈夫でしょう、多分。

卒業式は激暑でした。この季節は日中20度前後の快適な気候が続くBay Areaですが、卒業式の数日前から最高気温が30度に達する猛暑(30度超えればここらでは猛暑です)が訪れ。そんな炎天下の中、真っ黒なガウンで全身を覆うもんだから、どこの我慢大会か、って感じでした。しかも会場は野外です。UC Berkeleyの校舎内にあるGreek Theaterという、ギリシャ時代の円形劇場に似せて作った野外ステージです。余りの暑さに倒れる人が出てはいけないと思ったのか、巨大霧吹きで生徒に水を噴きつけてまわるスタッフがおりました。同級生とも愚痴っていたのですが、卒業式に全身ガウンを着ることを考えた奴って、絶対東海岸の人だよね・・・・


会場はこんな感じです。卒業式の前日に、「明日は暑くなるので、ゲストの人には日よけになるものを持ってくるように伝えてください!」というメールが出回ってました。なのでこんな傘の嵐に。どこの神宮球場か、って感じですな。


ルームメイトと。今気づきましたが、私、暑さのあまりガウンの前を空けてますね・・・・

卒業式は意外にからっとしていて、なんかもっとみんな泣き崩れたりするのかなあとか思っていたのですが(日本のそれみたいにね)、どっちかっていうとみんな「卒業バンザイ!」ってな感じで、ひたすらはしゃぎまくっていた印象。私はというと、感動もさながら、「これでようやくほぼ5年越しのプロジェクトに片をつけたか・・・」というほっとしたような寂しいような感慨にひたっていました。思えば、留学を考え始めてそれまで全く勉強したことのなかったTOEICにちょっと真面目に取り組み始めたのが(何故TOEFLではないかというと、TOEFLはあまりにも難しそうに見えたので、まずはTOEICで真面目に勉強してみるか・・・と弱気になっていた)2003年の6月頃のこと。ちなみにその時点ではTOEIC450点でした。今思えば、よくそんな点数で留学しようとか思ったもんだ・・・・

最初に予定していたよりは時間がかかってしまったけど、とりあえずこれを終わらせないと色々な意味で人生次に進めない、と思っていたので、その意味でも「ようやく片がついたか!」という気分です。いやあ、長かったなあ・・・・

そんなわけで先週は、卒業式にやってきた親のサンフランシスコ観光や買い物に付き合ったあと、国立公園なんかに足を伸ばしてきました。飛行機も1週間ほどおやすみしてたので、明日から再び訓練再開。残り1ヶ月ほどで、なんとかライセンスが取れるといいのだけど。

2008-05-06

あのころの未来に

・・・・・・っと気が付いたらいつの間にか5月ももう半ばで、早いもので卒業まであと5日ほどです。信じられない。

そういえば先日、例の飛行機のアレでNAPAの空港まで飛んでいって離着陸の練習をしていたら、突如ATC(航空無線)に突如日本人訛りの英語が飛び込んできてびっくりしました。流暢な英語なんだけど、明らかに発音が日本人のそれ、という。どうもボナンザでTouch&Goを繰り返しているらしく、へー、こんなとこでトレーニングしてる日本人がいるんだ珍しいなあ、と思っていたのですが、あとでインストラクターに聞いたところによると、NAPAにはJALのパイロットの訓練所があるとか。日本人英語はJALの訓練生によるものだったようです。

ちなみに私は昔、JALの自社養成パイロットの試験を受けて最後の難関身体検査で落ちた過去があるのですが、そういえば面接の合間の雑談で社員の人が「うちの訓練所はカリフォルニアにあるんですよ、天気のいいところなんですよー」という話をしてたなあ、ということを、今更ながらに思い出しました。その時はその話を聞いて、よし、この試験に受かってカリフォルニアの空の下で飛びまくりだ!と息巻いていたのですが、まさかその10年後に同じカリフォルニアに来るとはいえ、MBAで留学して、さらにそこで自家用ライセンスを取ることになるとは、その時点ではみじんも予想しておりませんでした。あの頃の私の辞書に「留学」の二文字は全くありませんでしたし、そもそも正直言うと、「MBA」というものの存在を知らなかったからね・・・

そう考えると、人生はホント予測がつかないなあ、とつくづく思います。常に何かに急き立てられるようにして前へ前へと進んで来て、気が付いたらあの頃予想していた未来とは違った場所にいるけれど、それはそれでなかなか面白いものです。

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