2006-12-21

SF/ニセ科学/房総バケーション

朝からサンフランシスコの美容院へ。5ヶ月ぶりにストレートパーマをかけて、もーーーーのすごくすっきり。値段が日本の1.5倍ぐらいしてちょっとためらっていたけど、これやっぱり必要だわ。見た目がどうこうとかいうよりも、何もしなくても髪の毛がまとまるというストレスフリーな状況は、一度味わったらやめられません。

ジャパンセンターの近所に寄ったついでに、日本食屋でうなぎ&焼き鳥定食。結構おいしくて、9ドル。Berkeleyだと日本食は結構いまいちなのが多くてあまり食べないのだけど、サンフランシスコまで来ると結構レベルが高くて良い感じ。



はてなブックマークの数がすごいことになっているyoutube動画「視点・論点「まん延するニセ科学」 」



すごいね。阪大にこんな先生いたんだ。単にニセ科学は科学的に間違っている!っていうことを言うだけじゃなくて、何故人がニセ科学に惹かれるかまでをきっちりと説明している。今までもやもやしていた部分を、実にクリアにしてくれる。すばらしい!

あと、10分間での内容の構成がとてもよく出来ている。平易な言葉で、誰にでも分かりやすい説明。私が学校の先生だったら、絶対に子供に見せてるな、この映像。

たしかに、なんでもかんでも単純な二分法で割り切れるなら簡単でしょう。しかし、残念ながら、世界はそれほど単純にはできていません。その単純ではない部分をきちんと考えていくことこそが、重要だったはずです。そして、それを考えるのが、本来の「合理的思考」であり「科学的思考」なのです。二分法は、思考停止に他なりません。

「ニセ科学」に限らず、良いのか悪いのかといった二分法的思考で、結論だけを求める風潮が、社会に蔓延しつつあるように思います。そうではなく、私たちは、『合理的な思考のプロセス』、それを大事にするべきなのです。


あとこの番組、どうやら早朝4時からの放送だったみたい。普通だったらそんな時間帯の番組、ほとんど誰の話題にもならずに消えていっただろうに。こーいう使い方ができるからyoutubeはすごいよなあ、と思う。



youtubeつながりでもう一つ。検索してたら、前々から見たかったCMを発見。

房総バケーションCM


あー、このCM凄い好きだー。佐藤雅彦さんはやっぱりすごいなー。

2006-12-20

Earthquake / 万人に通用する方法なんてない

ネットサーフィンしながら晩御飯食べてたら突然の地震。がたがたっ、どかん!って感じで数秒揺れてそれでおしまいという短いものだったのだけど、こ、怖かった・・・。

ネットで調べたら、どうやら震源はBerkeleyらしい。しかも、「Distance from」から推察するに、私の住んでいるところに限りなく近い感じがする。ううっ、いやだ、私震源の真上に住んでるんですか・・(涙

http://quake.wr.usgs.gov/recenteqs/Quakes/nc51177042.html

恐怖感を紛らわすために友人に「怖かったよー」メッセンジャーを送りまくる。しかしいつものことだけど、地震って人によって本当に反応が違う。同じくらいびびってるひととか、なんか全然平気な人とか。私はだめ。雷とか台風とかは平気なのに、もう、地震は全然だめ。揺れが収まったあとも、しばらくの間は「次がくるんじゃないか」ってずっと怯えてるぐらい、だめ。



さて、渡辺千賀さんが「イジメを減らすにはイジメられっ子側を特訓すべきではないか」というエントリーを書いていて、個人的にはなるほどなるほどと深く同意したのだけど、はてなブックマークのコメントをみてたら「こんなことでイジメを減らすのは難しい」とか「ふーん」とか、意外と反応が良くなくてちょっと驚いた(あ、勿論、同意のコメントも沢山あるのだけど)。

確かに、これで全てのイジメに関する問題が解決するわけじゃないけど、そもそも全てのイジメを一気に解決できる方法なんてありえない。その人のパーソナリティとか、イジメられている原因とか、シチュエーションとかによって、対応策は変わってくるはず。そうすると、イジメを減らすためにできることって「こんな方法もある」「こんな方法もある」という具体的にとれる策をなるべく沢山共有することなんじゃないかなあ。その意味で上のエントリに書かれている手法はとても具体的だし、イジメられている子供のうちの何人かはこれで助けられる可能性が十分にある。

ちなみに、私も小学生の頃、かるーくイジメられていたことがありました。といっても上に書かれているのに比べたら全然軽度の、女の子に良くありがちな「あの子、ちょっと気に入らないよねー」という理由で無視される、というものだったけど。

今からは想像もできないかもしれないけど、小学校低学年の頃の私はおとなしくて(いや、本当だって!)、成績が良くて、先生の言うことはよく聞いて・・・という、ある意味「あの子なんかいいこぶっちゃって、気にいらなーい」といわれる要素をしっかり持っていたのだ、と思う。

一体何がきっかけだったか分からないけど、ある日ふと、今まで普通に喋っていたクラスの女子に話しかけても、さりげなく無視されていることに気がついた。必要なこととか、一言二言会話は続くんだけど、潮がさーっと引いていくみたいに人が目の前から引いていく。え、なになに、何が起こってるの?と状況を把握するまでにしばらく時間がかかったような。

あ、なんか私無視されてる?と思ったものの、「ていうか何で私のこと無視するの!」と反論できるだけの気合は当時に私にはなく。そもそも、何か仕掛けてくるわけでもないから、反論するきっかけもない。なんとかしたいけど、どうしていいのか分からない・・・という状態で鬱々とした日々を送っていた。

休み時間とか、誰も一緒に遊んでくれないものだから、何故か一人でのぼり棒のてっぺんに登ってぼーっとしていたの(当時から高いところが好きだったらしい)。当時の細かい記憶はもうないけど、こちらが話しかけようとしたときに、まるで自分がそこに居ないかのように周りの人が引いてったときの、すーっと背筋が寒くなるような感覚は、今でもしっかり覚えている。存在を無視されるって、時には言葉で罵倒される以上にダメージが大きい。

さて、この状況からどうやって脱出したかというと、実は情けない話だけど、最初のステップは、自力では何もできなかった。無視されている私を見かねたのか、たまたまなのか、同級生の一人が声をかけてくれて、友達になってくれたのだ。

当時のクラスの女子グループといえば、「AちゃんのグループはいいけどBちゃんのグループと仲良くするなんてありえなーい」なんてわけの分からない派閥みたいなものあったりして、小学生は小学生なりに複雑な人間関係を形作っていた。「あいつはA部長派のくせに、B常務と毎晩飲みにいくなんて・・・」なんてささやかれるサラリーマン社会と実に良く似ていたのかもしれない。あ、これ、適当に想像で書いてますけど。

閑話休題。

けれど、私に話しかけてくれた彼女は、その明るさとオモシロさ(関西ではこれはとても重要だ、笑いが取れるかとれないかは、その人の評価に大きく影響する)と天真爛漫さで、そうした派閥の壁を飛び越えてみんなから好かれている、という、実にナイスなポジションをゲットしていた。

その彼女が友達になって、私と話している・・ということで、気がついたら私の「無視タイム」はいつの間にか終わっていた。もしかしたらターゲットが他に移っただけかもしれないが。ともあれ、私を無視していたグループのリーダー(と、私が推察していた子)も、そんなこと無かったかのように普通にニコニコと話しかけてくるようになっていた。多分、時間的にもそんなに長い期間ではなかったのだと思う。

さて、そんな風にして幸運にも無視ターゲットから脱出することができたのだけど、それをきっかけに「むむ、これは気をつけなければいけないなあ」と思うようになった。

イジメられる原因はいろいろあると思うけど、実に些細なことがきっかけになっているケースは結構多い。友人同士の会話の中で「なんかあの子のあの言い方、きにいらなーい」とか、本当にそんな程度の。一連の出来事で、自分が「なんかきにいらなーい」と言われる要素を持っていることに気がついた私は、こりゃ、なんとか対策をとっとかなきゃ、この先どこでまたやられるかわからんわ・・・ということを、しっかりと悟った、という次第。

で、私がどうしたかというと、その「ナイスポジション」を獲得している友人と一緒に行動しながら、彼女の行動を観察し、イジメられた私と彼女の違いは何だ?ということを学ぼうとしたのだ。

同じようなことを言っても、Aさんだと好意的に取られて、Bさんだと「なに、あれ、超感じ悪い!」といわれるような状況だってある。口調とか、前後の文脈とか、笑いで自分を落とすとか、そんないろんな要素が絡み合って、実に細かい部分で人の反応って変わってくるんだなあ、ということを、彼女だとかクラスのみんなを見ながら、ちょっとづつ学習した。で、それを自分でも実践してみた。まさにtrial and errorな日々。

とこうして書いてみると、なんだかヤな小学生だな・・と自分でも思うけど、要はこれ、上のblogで千賀さんが書いている「アメリカで、友達とうまく遊べない子に経験させる『社交性トレーニング』」と同じようなことを自分ひとりでやっていたのか・・・ということに、いまさらながら気がついた。トレーニングしてくれる大人はいなかったけれど、身近な「これはロールモデルにできそうだ」という人を選んで、その行動を真似て身に着けていく、という。

一人トレーニングがどこまで功を奏したのかは分からないけど、ともあれその後はイジメられターゲットにされることもなく、無事に学生生活を終えることができた。

私の場合は、自力でイジメから脱出したわけではないので「これがイジメ対策に有効な策!」とは胸を張っていえない。けど、イジメられにくいポジションを確保する、って言う意味では、その後の人生においてそれなりに有効な策だったのではないか、と思っている。

イジメられている自分と、イジメられていない子とは何が違って、自分のどの部分がイジメっ子の「イジメ心」を刺激するのか、どういう風に振舞っていけば生き延びていけるのかを考えることは、万人に通用するものではないかもしれないけど、結構重要なポイントなのでは?

繰り返しになるけど、「これで全てのイジメが解決する!」という万能策は存在しない、と思ってる。じゃあどうすればいいかっていうと、とにかくイジメられっ子が取れる可能性のある具体策をみんなで共有して、それぞれのケースに合わせて一つ一つ潰していく、と。そういう「具体的な経験」が共有できる仕組みとか、もっとあるといいのに。

誰の役に立つかは全く分からないけど、上に挙げたblogを読みながら、自分の経験もどこかで何かの参考になるのでは?と思い、つらつらと書いてみたという次第。

2006-12-19

Updated!

ファイナル終了後行ってきたLas Vegas旅行の旅行記(?)を更新。

Day 0
Day 1
Day 2
Day 3

ラスベガスに行ったはずなのに、カジノについての記述はほとんどありませんが・・・
いや、カジノは楽しんでは着たけれど、じっくり語れるほどの情熱も資金も投入できませんでした、ということで。

2006-12-17

Las Vegas trip Day 3: There is no time for pausing to rest

最終日。シアトルからきていた2人が早い便の飛行機で帰ってしまったので、残った友人とカジノをぶらぶらと流す。一度は試しにやってみるか、ってことで、ルーレットに挑戦。5ドルずつ、ローリスクローリターンな賭け方を続けていると、いつの間にか40ドルが70ドルになって、その前のブラックジャックの負け分を無事回収。

しかし、軽く遊ぶ分にはいいけど、基本的にギャンブルは向かない性格だわ・・・ということを改めて認識。「使った分+α取り戻せたらいいいな」とか、結構いい感じで勝っているときに「どのタイミングで引こう・・・引き際を見失うと折角勝った分を失ってしまう!」なんて考えてしまうのだ。「ここで一気に大きく賭けに出て勝とう!」という気持ちが全然わいてこない。人生ではかなりハイリスク・ハイリターンなポートフォリオを組んでいる気がするのにね。



昼ごはんを食べて空港について、飛行機まで時間があったのでデジカメで撮った写真PCにうつしながら、blogを書く。ラスベガスの街もカジノも楽しかったけど、やっぱりValley of Fireが一番よかったかな、とあらためて思う。スポット自体がよかった、ってのも勿論あるのだけど、ああ、私はこういうのが好きだったんだ、そういえば、っていうことを改めて思い出した。見たことのない風景を目にしたときの、あの圧倒感。遺跡とか自然遺産とかそういうものに惹かれるのは、そうした圧倒感を感じたいんだ、ということを。

仕事をしていた頃。最初は仕事に慣れるのに忙しくて、ひと段落ついたころにはビジネススクール受験のための準備を始めたりして、そんな感じでここ数年は、きちんとまとまった時間をとって「旅に出る」ってことがほとんど無かった。仕事でやたら出張が多かったせいか、次第に「旅」と「移動」の感覚が近づいてきて、新しい場所を訪れても、見知らぬ土地に足を踏み入れた時のあの不思議な高揚感が段々と小さくなってきていた。そうこうしているうちに、「見たことのないものを見て見たい」という根本的な欲求が、段々と遠いものになってきて、あれ、そういえば何で私はあんなにいろんなところに行きたいんだっけ?と自分の感覚が分からなくなっていた。そうすると、事前に色々調べて、スケジュールを組んで、見知らぬ土地で見知らぬ場所を訪れるために必要なエネルギーを投下することに、ちょっと億劫になっていた。

「楽しむためにはエネルギーがいる」と書いたのは村上龍だったか。受動的に受け取るだけでなく、楽しみという快楽を求めるためのエネルギーは意外に大きくて。忙しさに忙殺されていると、そうした大きなエネルギーを投入するのが、次第に面倒くさくなってしまう。「休む」ことの気持ちよさに慣れてしまって、そうするとますます、動き出すためのエネルギーを投入するきっかけが遠のいていく。摩擦係数と同じで、一度止まってしまうと、再び動き出すのには動いている時以上に大きなエネルギーが必要。

年末年始にはMexico Cozumelに行くことにしていた。とりあえず航空券を押さえただけで、最初は、海に潜りながら、のんびり骨休めしよう、なんて思っていた。でも、気が変わった。あ、勿論ダイビングはするけど(そのために、Cカードの再発行申請までしたしね!)、「ゆっくり休むこと」だけを旅の目的にするのはやめよう、と思った。生きている間にどれだけの場所に行けるか分からないけれど、なるべく沢山の見たことのない景色を見て見たいし、行ったことの無い場所に行ってみたい。そしてそのために使える時間は無限じゃない。

というわけで今年の冬は、Cozumelで潜るのと同時に、ユカタン半島の遺跡巡りに行ってきます!
(そんでもって来年の冬こそは、ぜひとも南極に行きたいところだ・・・)

2006-12-16

Las Vegas trip Day 2: Valley of Fire

二日目のメインイベントは、ラスベガスから1時間ほどのところにあるNational State Park Valley of Fire。「ナウシカですか!(それはValley of the wind)」という突っ込みで盛り上がる同世代の我々。

ホテルでレンタカーを借りて昼過ぎに出発。フリーウェイを約1時間、そこから一般道路に下りて約1時間。あたりには何も無い。本当に、文字通り何も無い。だだっ広い砂地に背丈の低い小さな潅木やら所々にサボテンやらが生えていて、あ、これが正に昔地理で習った「ステップ気候」って奴なんだろうか、などと思う。



そしてその何も無いステップの真ん中に横たわる一本道。



道路が、地平線に消えていく風景なんて、久しぶりに見た気がする。

何も無い一本道をひたすら走り、到着したのがValley of Fire。砂漠地帯の果ての山を越えると、景色が変わり、突如巨大な赤い岩石が現れる。



長い年月をかけて侵食、風化、隆起を繰り返した巨大な岩は、場所によって様々な奇妙な形をつくり、見事な風景を作り出している。そしてそれが、広い大地の見渡す限り遠くまで、延々と続いている。赤い岸壁と青い空のコントラストが美しい。時折、太陽の光を受けて、赤い岸壁が鮮やかに輝く。とにかく、圧倒。

こーいうのとか



こーいうのとか



お約束どおり登ってみたり



そういえば昔、まみぞうさんとトルコを旅行したときは、ひたすらこうした遺跡やら建造物の「頂上」とか「先端」とかに全力で登ってはお互いに写真を撮る、ということを繰り返していたけど。この年になっても、同じことをやってくれる同行者が居て本当によかった・・・

適当に決めた行き先だったし、そんなに期待もしてなかったけど、予想以上に大満足。そんなこんなではしゃぎまくって帰路に着く。惜しむらくは太陽がそれほど出ていなかったこと。けれど、西へ向かう帰り道、雲の隙間から一瞬差し込んだ光に照らされ、こんな風景をパチリ。

2006-12-15

Las Vegas trip Day 1:Casion City

翌16日。今度こそ本当の出発日。気を取り直して昨日と同じスケジュールで空港に向かう。いやもう、なんというか、空港までの道のりが本当にむなしい。この道は昨日来た道・・・ううっ、何をやってるんでしょう、私は、一体・・・

ともあれ、今日は無事にチェックイン完了(あたりまえだ)。乗り込む飛行機はUnitedの格安航空会社Tedが運営するエアバス320。サンフランシスコからラスベガス間でのフライトは約1時間で、料金は往復税込み160ドル。距離的には東京-大阪、ぐらいかな?相変わらずアメリカの飛行機は安い。

そんなこんなで到着したラスベガスの空港。飛行機を降りるや否や、なんとそこにスロットマシーンが。


そりゃラスベガスといえばカジノだけど、いくらなんでも気が早すぎ。

でもまあこれが、カジノの街ラスベガスを象徴する風景の第一歩。街中、とりあえずいたるところにカジノがあった。ホテルとかレストランとか、そんなレベルじゃすまない。翌日出かけたラスベガスから1時間ほどのNational State Park、そのハイウェイの近くにあった田舎風スーパーもなんとカジノ併設だったのだから。

2006-12-14

Las Vegas trip Day 0:What's the date today?

ファイナル(期末試験)の最後はマーケティングのレポート。ボストンキャリアフォーラムとかの就職活動と被ったmid term(中間テスト)よりはスケジュール的には楽ちん・・・と思っていたはずなのに、気がつけば最後は3日で睡眠時間6時間、という、仕事していた頃以来のえぐいスケジュールに。

これが、全部いわゆる「試験」だったら、受験時の体調も考えてある程度は睡眠時間を確保するのだけど、なまじレポートが多かったものだから体力的にはいくらでも無理ができる状況にあり。ホント、久々の徹夜は体に堪えます。まさかこっちでもキューピーコーワゴールドのお世話になるとは。慣れないことをしたせいか、なぜか普通に勉強している最中にいきなり鼻血を出す、という事態も発生。鼻をかんだわけじゃないのに、ノートにペンを走らせていたら、突然机の上に鮮血がどばっと。結構びびった(なんか血管でも切れたのかな?)

そんな感じでへろへろになりながら14日には最後のレポートを提出してファイナル終了。いくつか必要な買い物をして、洗濯して(だって、洗濯しないと翌日からの服が無かった!)、荷造りして、シャワーを浴びて眠りについたのは結局真夜中1時過ぎ。3時間ちょっとの睡眠の後、15日早朝、朝5時のBARTに乗って空港に向かう。

そう、今日から2泊3日でラスベガス旅行。全米各地に散らばるMBA受験時代の友人一同で(というほど多くない)、ラスベガスに集合なのだ。

自宅から空港までは約1時間。途中、一度乗り換えたはずだけど、ほとんど記憶が無い。荷物を抱えて座席の上で丸くなって、ひたすら眠りこける。空港について、あまりの眠さにその場にうずくまりそうになる体を必死に引きずってUnitedのチェックインカウンターにようやく到着。パスポートを読み取り機にかけて、これでチェックインすれば一安心・・・と思った矢先、画面に出てきた文字は

「お客様のフライトはまだチェックインできません」


・・・・へ??


「お客様のフライトは12月16日8時26分発です。チェックインは12月15日8時27分より可能です。」


・・・・あ。



私、出発日間違えた・・・・Σ(゜д゜lll)!!!



出発予定日は16日、そして今日は15日。


ファイナル続きの毎日で日時の感覚が全くなくなってしまい、気がついたら1日すっ飛ばしてすっかり今日が出発日だと思い込んでいた・・・

旅行だ出張だと今まで結構あちこち出かけてきましたが、出発日を間違えたのは生まれて初めてです。ネタとしか思えないこの展開。ネタじゃありません。

あまりのショックと眠さに、一瞬「このまま空港の近所のホテルに部屋をとって、明日の朝まで眠り明かすか?」と考えるも、なんとか家に戻る方向に自分を励ます。とはいえ、眠気には耐えられず、SFOのベンチに座って荷物を抱え、意識を失うかのように眠りに落ちること約3時間。ようやく家についたのはお昼前。

まあ、出発日を一日遅く間違えなかっただけでも、よかったかな・・

2006-12-02

Big Game

アメリカでは大人気だけど日本ではほとんどなじみのないもの、の一つがアメリカンフットボール。日本だと、そもそもちゃんとしたチームがあるのか?ってなレベルだけど、ここアメリカでは熱狂的な人気を誇る。それも、プロリーグだけでなく、大学対抗戦も。Berkeleyで試合が開催されるときは、街中が大賑わい。こちらでは、会場内でのアルコールドリンクの販売が禁止されているので、スポーツ観戦の前はTale Gateと呼ばれるPre Game Partyが各地で開催され、みんな十分に酔っ払った状態で会場へGo。大学内外を問わずあちこちに即席の野外Partyが設置され、街中が騒然とした雰囲気に。

で、Big Gameとは大学生アメフトにおけるUC BerkeleyとStanfordの対抗戦のこと。なんでもこの2校は宿敵のライバルらしく、シーズンを通じて最も盛り上がる試合。日本で言うところの早慶戦とか名阪戦みたいなもんですかね(早慶戦はともかく、名阪戦は誰も知らんだろう、という突っ込みはおいといて)。Berkeleyの丘の上にある巨大スタジアムには見渡す限りの人、人、人。一体何人いるんだろう?感覚的には甲子園球場より広い気が・・・。

フットボールのルールは全く知らない私だけど、一緒に観戦したアメリカ人同級生がいろいろ解説してくれたおかげで、それなりに試合の流れを理解して楽しむことができた。ちなみに、一番驚いたのは、アメフトには1チームの中に「Offence」「Diffence」「Special Team」の3チームがあり、それぞれに10人近くの選手が配置され、さらに補欠なんかを含めると、1度の試合に50人を超える選手が参加している、ということ。選手、多すぎだよ・・・そもそも守備と防御が分かれている、というのもびっくりだけど、Special Teamという、ターンの最初とか最後に行う「ボールをキックしてなるべく遠くまで飛ばす」という攻撃(防御?)専門のチームまであるのには驚いた。試合に参加してる選手だけで50人なら、クラブには一体何人ぐらいの部員がいるんだろうね。

そんなわけで、アメリカのカレッジスポーツの雰囲気を満喫することができ大満足。とはいうものの、何であのスポーツがサッカーや野球(あ、野球はそれなりに人気あるか)よりも人気があるのか、ってのはいまだに理解できません、はい。

ちなみに、試合が終わると(Berkeleyが勝った!)観客はみんな一斉にフィールドに降りて行く。何をする、ってわけでもなく、とりあえずフィールドでみんなで喜び合って、写真をとって、ってな感じですが。

2006-12-01

Pandora TV

Pandora TVは韓国の動画共有サイト。いわば韓国版You tube。で、このサイト、youtubeで最近厳しくなっている著作権という観点が全くないようで、日本のドラマが山のようにアップされている。しかもyoutubeのように10分刻みとかじゃない。映画もドラマもフルサイズでアップ。凄い、っていうかここまで来るとある種オソロシイ・・・・

夏の間に一時滞在していた大学寮で知り合った韓国人の友人がやたら日本のドラマに詳しく、「なんでそんなに知ってるの」と聞いたら「日本のドラマが大量にアップされているサイトがあって、韓国ではみんなそれを見ている」と言っていたのですが、おそらくここのことですかね。

これは気をつけないとものすごい勢いで時間を吸い取られてしまうサイトだ・・と思いつつ、Good Luckにハマり中な私。キムタクはどうでもいいんですが、何がすばらしいかってこのドラマ、飛行機とその操縦シーンがこれでもかこれでもか、と出てくるところヽ(´ー`)ノヽ(´ー`)ノ。着陸のシーンとか、ほんと、ワクワクする。いやー、ストーリーはどうでもいいから、1時間全部飛行機の操縦シーンとかやってくれないですかね。

そういやここ2年ぐらいグライダー乗ってませんが、いや乗ってたこともしばらく忘れてたのですが、あー、飛行機ってやっぱり良いなー、ということを改めて思い知らせてくれる素敵なドラマですな。同じく飛行機好きのまみぞうさんは絶対みるべし。あ、あとは、柴咲コウと堤真一のツンデレっぷりもなかなか良い感じ。

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