2006-06-30

送別フットサル大会

退職日。送別会しようよ、飲みに行こうよ、といわれて二つ返事で頷いたところ、「あ、飲む前にフットサルの大会があるから、それにも参加しようよ。送別フットサル大会!」と。「フットサルってサッカーとどう違うんですか?何人でやるんですか?」という質問を投げるレベルの私。ちなみに、サッカーもやったことありません。基本的に球技が苦手なので。「あ、サッカーのミニ版みたいなもんよ。大丈夫、今日の大会は"ウルトラビギナー大会”だから」との明るい答え。どんな物好きが、送別会代わりに初めて経験するフットサルでしかも大会出場・・・と思ったけど、ま、おもしろそうだからよいか、と了解してみた。

場所は新宿駅前のビルの上。屋上に出ると、なぜかそこにフットサルのコートが広がっている。新宿のビル郡をバックグラウンドに、ヒップホップがBGMに流れる中、様々な年恰好の人たちがボールを蹴っている。予想していたよりずっと小さいグラウンド。試合前のウォーミングアップでボールを蹴りあう敵チームを見ていると、なにやらみなさん随分上手い。ボールの蹴り方もさまになっているし、とても「ウルトラビギナー」には見えない。うちのチームの皆さんの中には、昔サッカー部だったひとや今もサッカーをやっている人がいたもんだから、会場に到着する道すがら「俺たち"ウルトラビギナー”でないことがばれたらやばいんじゃないの?ばれないように力抜かなきゃなあ」などと言っていた人たちが、「ちょっと、これヤバいね・・・」などと言っている。上手い、3チームある敵チーム、みんな上手い。

あとで知ったところにようると、敵チームの中には元Jリーガーや全国大会出場経験者がいたらしい。そりゃ上手いよ、ていうか、全然“ウルトラビギナー”じゃないじゃん!いやむしろ、敵のレベルの前では、我々がすっかりウルトラビギナー。4チーム総当たり戦を2回ずつ、合計全部で12試合あったのだけど、結局我々一勝もできず・・・。

とはいうものの、初めてのフットサルはなかなか面白かった。正直、体が全然ついていっていないレベルではあるけれど、でも、これがちゃんと体がついていくようになったら、ボールの動きとか人の動きを読んで相手の裏をかいてゴールを狙う、ってのは、かなり面白いんだろうね。体と頭のどっちもを使うから、それだけにパスが通ったりゴールが決まったりした瞬間はものすごい気持ちいいんだろうなあ。とても楽しかったもんだから、終了後の飲み会で「機会があったらアメリカで女子サッカーやりますよ!」と断言してしまった私。でもよく考えたら、サッカーって90分走り続けるんだよね(フットサルは1ゲーム7分)・・・Σ( ̄Д ̄;)

盛り上がったのでじゃあまた来週、今度は練習しましょう!といって飲み会の店を出る。手には本日部署の皆様からもらった花束があって、それを見ていると「あ、ついに会社をやめてしまったんだ・・」という感慨が沸いてくるもの、走り回った足の疲れや未だ続く高揚感から、いまいちしんみりした気分にも慣れない帰りの電車。あんまり「会社最後の日」っぽくないなあと考えつつも、酔いと運動で疲労した頭で、まあ、こんな日があってもよいか、などとぼんやり思う。

しかし、明日はこれ、筋肉痛かなあ・・・

2006-06-27

送別会ラッシュ

金曜は某大阪千里プロジェクトで3年間一緒に仕事した人達との送別会、月曜はMBA受験仲間と上野の温泉宿で朝まで泊り込み飲み会、で今日は所属部署の全体の送別会。ちなみに明日は同期飲み。ありがたいことです、本当に。みなさんほんとにありがとう。

ここに来てようやく、留学するという実感が沸きつつある今日この頃。だってさ、準備期間は相当長かったし、努力とか頑張りとかを超えた「運」に大きく支配されているとしか思えないMBA受験のプロセスを潜り抜ける中で、「合格する」という確信を持ったことなんてほとんど無かった気がする。ま、多分どっかの大学には受かるだろう、と思っていた大学受験とは、なんというか、種類の違う競争のプロセス。難易度、って意味ではなく、合否の判定の基準があまりにも多様なので、「努力はするけど、それだけではどうしようもない」的なある種の諦観が常にあって。強く望んではいるものの、それが合格、そして進学にリアリティを持たせるのを妨げていた。それが、周りの人に「頑張れ」と言ってもらったり、「おめでとう」と言ってもらったりしているうちに、じわじわと、ああ、本当に来月の末には日本を離れるんだなあ、という実感を身をもって感じるようになった。

最近子供を生んだ友人の話。結構予想外の妊娠だった彼女が「最初は自分が親になる自覚なんて全く無かったけど、親とか周りの人から祝福されているうちに、段々と『自覚』がわいてきた」と言っていた。それに似た部分はあるのかも、なんてことをちょっと思う。自分を取り巻く人からの思いは、予想以上に強く自分の意識を変えていく。

さて、明日も頑張って飲むために、今日はもう寝ることにします。

2006-06-18

夜明け前

土曜の夜から日曜にかけて、MBA受験関連の友人達と徹夜で宴会。会場は天王州アイルの某ホテルの一室。26階の窓からはお台場の観覧車、レインボーブリッジが見えるなかなかのロケーションにもかかわらず、昼過ぎから次第に天気が悪化してしまったのがちょっと残念。

最初にTOEFLを受験してから、途中仕事の都合でしばらく休んだりしつつも、ほぼ2年半ほどをMBA受験の準備に時間を費やしてきた。その間、受験生活を通じて色々な人と知り合ったけど、多分一番長い時間を一緒にすごしてきたのがこの勉強会の友人達だ。

MBA関連の集まりで知り合った友人M氏(実は高校の同級生であることが後に判明。お互い、初対面では全然気づかなかったけどね・・・・)に紹介されて、この集まりに参加したのが丁度2年ほど前のこと。それから、TOEFLやGMATの勉強会に参加したり、インタビューの練習をやったり、お互いにエッセーをチェックしたり。「合宿」と称してホテルや研修施設に泊り込んで、勉強会をやったりもした。三浦海岸の研修施設で合宿した夜は、みんなで海に向かって「来年は絶対アメリカ行くぞー!!」と叫んだり、そのまま何人かが海に飛び込んだりしたのも懐かしい記憶。ホテルのロビーにあった短冊に「GMAT700ゲット!」などと書いた短冊を吊るしたりもしたっけ。30前後のいい年した大人がやることじゃないよ、とお互い笑い合いながらも、普段の社会人生活をは全く違った「もうひとつの世界」の中で、同じ目的を共有しながら過ごす時間は、とてもかけがえの無いものだった、といまさらながら思ってしまう。いや、TOEFLとかGMATとかはもう二度と受けたくないんだけど。

ホテルの一室にアルコールとお菓子を持ち込んでだらだらと飲み始めると、三々五々に人が集まってきた。既に留学を終えて帰ってきた人、今まさに留学中の人、これから留学する人。既に別の飲み会を済ませて「出来上がって」いる人もいたり。夜12時をまわるころには10人程の人が集まって、受験の頃の思い出話、プログラムの話、インターンの話、恋愛話(一部相当弾けてた人がいましたが・・・覚えているのだろうか?)、その他他愛も無い話で、あっという間に時間が過ぎる。

ほんの数年前までは、お互い全く知らない同士だったのに、今はこうして莫迦話に興じている。そしてあと2ヶ月もすれば、再びみんな離れ離れになって、日本、アメリカ、ヨーロッパと分かれて散らばっていく。「留学しよう」なんてことを思いたたなければ、多分一生出会うことになかった人達。そう考えると、こんな風に同じ場所に集って時間を過ごしていることが、とても不思議に思えてくる。

これから先、それぞれの場所で過ごすそれぞれの時間。遠く離れて、同じ時間は共有できないけれど、いつかまたどこかで集まったら、こんな風に変わらぬ親密さで、他愛もない話ができるといい。そんなことを考えながら飲み続けていると、いつの間にか意識がブラックアウト。ソファーで途切れ途切れに眠りながら、ぼんやりとみんなの話を聞いていると、いつの間にか夜が明けていた。

2006-06-07

渡米準備&探偵!ナイトスクープ

そういえば以前にも書いたけど、退職することにした。っていうか、なった。一応上司の勧めもあって休職の申請をしてみたのだけど、うちの会社には一度辞めても戻ってこれる「再雇用制度」みたいなのがあるから、それを利用すればいいじゃない、という話になって。まあ、上司に勧められるまでは辞める気だったので、そんなに粘らずにじゃあいいか、と。

そんなわけで、会社員の身分があるうちに、とAMEXのクレジットカードを作る。カードはもう持っているけど、AMEXは電話1本でドル建てに変更できる点が便利、とのこと(向こうに行ってからカードを作るのは結構面倒くさいらしい。ドル建てのクレジットヒストリーがないと審査に通らないけど、ヒストリーを作るためにはカードを作らなければいけない、という堂々巡り状態になるようで・・・)。当たり前だけど、会社を辞めちゃったら多分審査に通らない。だからさっさと作っておく。

あとは「JALファミリークラブ」というものに入会する。これは、仕事で海外に赴任する人向けに提供しているサービスで、引越し費用が安いとか、困ったことが起こった時の窓口になってくれるとか、いろいろサービスがあるんだけど、この中の「海外赴任者向け総合保障制度」というのがとてもお役立ちサービスなのだ。アメリカの自動車保険でカバーできる額(安い保険だと限度額が低い)を超えた分もさらにカバーしてくれる、というサービス。あと、これに入会すると「JALファミリークラブ プレミオカード」というこれもまたドル決済のカードを作ることができる。

前々から不思議に思っていたんだけど、カードの身元確認って、入会時しかやらないんだよね。もちろん、カード会社の規約には「身分が変更された時点で届け出ること」ってのが書かれているのかもしれないけどえ、更新は更新費用さえ払えば自動的に行われるのだ。「その時点で会社に雇用されている」=「会社に継続的に雇用されている」という考え方なんだろう。今この時点で会社員であっても、1年後にも会社にいる保障は何もないのに。日本において(あ、アメリカがどういうシステムになっているかは知りません)、「会社員であること」ってのは、とても確かな身分保障と思われているんだなあ、とちょっと不思議な気分になってしまった。どんな会社にいても、その身分が絶対に保障されることなんてありえないのにね。

そんな感じでちょっとずつ渡米準備を進めつつ、就職活動の前哨戦である投資銀行やコンサルティング会社の説明会に行きつつ、という生活です。

ちなみに、最近の一番の「時間の無駄遣い」はyoutubeにアップされている「探偵!ナイトスクープ」を見ること。そう、あるんだよ。関西人なら誰もが知っているアノ番組が。

探偵!ナイトスクープ(たんていナイトスクープ)は、1988年3月5日に関西ローカルでテレビ放送がスタートした、朝日放送制作の視聴者参加型バラエティ番組である。

視聴者から寄せられた素朴な疑問・依頼を、探偵局員が投稿した視聴者と共に調査し、その結果を発表する。採用(出場)された視聴者にはもれなく番組特製の探偵手帳とステッカーがプレゼントされる。

関西人独特の明るい「ノリの良さ」が番組の人気を支える重要なポイントで、時にプロの芸人である探偵をも食ってしまうほど強烈なインパクトを持つ依頼者などが登場する。街角で出会った人がさらに強烈な個性を発揮することもあり、そういった予想外の展開が楽しめることも人気の理由のひとつである。番組中では一般人への応対や扱いに一定の基準が存在し、これも視聴者の支持の要素である。2001年、日本民間放送連盟賞テレビエンターテインメント部門最優秀賞受賞。(ウィキペディアより)


巷では一番人気らしい「爆発卵」
タケモトピアノ
養老町の幸ちゃん(初めて見たけど大爆笑した)

私の中でのNo1は「大和川ボート通勤」が見つからないのがとても悲しい・・・

2006-06-03

What do you know!

先日書いていたMBA関連のイベントが無事に終了。とりあえず大成功!MBA友の会というところが主催で毎年開催している、今年度留学する人の「壮行会」的なイベントなのだけど、とりあえず過去最高の人数を集客でき、オペレーションも問題なく、かなり盛り上がっていた感じ。あとはそれぞれの参加者の人がどのくらい満足してくれたか、ですね。いやー、しかし、会社でやるシンポジウムを成功させたとき以上の満足感があるね、これは。とりあえず、幹事打ち上げがとても楽しみ。

そんなわけで明日の課題は、「人としてかなり問題がある」レベルにまで散らかってしまった部屋を片付けること。でも、明日もまた人に会う予定があるんだけどね・・・・

2006-06-01

忙しさと生産性は比例する

そんな気がする。

仕事量は前に比べてぐんと減っているんだけど、減った分だけ勤務時間が短くなっているかというとそうでもなくて、随分と生産性を落としてだらだら作業しているような。「追い込まれないと出来ない」典型的なタイプかも。やらなきゃいけないことが積みあがって忙しさが増すと、気分的にはかなりイヤーな感じになるのだけど、その一方でどんどん追い詰められるにつれて、自分の中のエンジンの回転数が上がっていくような気がする。

とはいうものの、仕事以外に作業しなきゃいけないことがやたら多いのも事実。実は今週末にあるMBA関係のイベントの幹事をやってるんだけど、その作業が結構大変。仕事でシンポジウムなんかをやったこともあるので、ま、なんとかなるでしょう、と思っていたのだけど、1.仕事の場合はアシスタントさんにお願いできる細かいアドミ業務を全てやらなきゃいけない(出席者名簿の管理とか、めんどくさいー)、2.同じ社内にスタッフがいない(スタッフは、今年MBAに進学するメンバーで、あちこちの会社に散らばっている)、3.基本的にボランティアベースなので微妙に責任範囲がクリアでない部分もある、ってあたりで、仕事で仕切るイベント以上に準備に手間がかかる感じだ。

今日も今日とて、夕方からUC Berkeleyの合格者&卒業生が集まる飲み会に参加した後(みんな個性豊かな人たちで、本当に面白かった!)、終電で帰ってきてこんな時間まで作業。同じく幹事をやっている友人とメッセンジャーでやり取りしながら、ひたすらメールを打ったり名簿をチェックしたり。

まあ、こういう文化祭ノリ的なものは嫌いじゃないです。あ、嘘。嫌いじゃない、ってより、本当はかなり好き。モノであれイベントであれサービスであれ、何かを「一緒に作り上げる」ってのは、大きな充足感をもたらしてくれる行為だ、と思う。

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