2008-07-10

ソフトバンク表参道店に行ってきました

本日夜、丁度表参道まで出る予定があったので、そのついでに今話題のソフトバンク表参道店を見学してきました。ホテルから徒歩でおよそ20分ほど。ご存知ない方のため注釈を入れますと、ソフトバンク表参道店はソフトバンクショップの旗艦店で、明日発売になるiPhoneを全国の12時販売に先駆けて朝7時から販売、かつ最も多く入荷されると見込まれているため、1週間ほど前から行列が出来始めている、という場所です。


ソフトバンクショップ前に並ぶ人々。このへんの人は1週間前から並んでいるそうです。完全にキャンプ状態。結構気合入ったパネルとか作ってたり。先頭の人が、方々で取材されていた「名古屋からきた大学院生」でしょうか。あと、結構マスコミっぽい人もいました。


店舗前に張られていた張り紙。明日から3日間は、業務を完全にiPhoneだけに絞るらしい・・・・


結構な数の警備員がいます。なお、この写真では分かりにくいですが、行列はここからJRを超えて原宿駅の方まで延びており、午後10時の時点でその数は800人あまり。

・・・・いいなあ、このイベントがあと2週間早ければ、私も並べたのになあ、並びたかったなあ・・・(涙)

ちなみにソフトバンクがなにやら工事を始めたなんて実況中継記事もあって、これを見てると、もしかしたら明日は一イベントあるのかなあ、という気も。夜10時ごろにはなんと孫さんも登場して、並んでいる人全員に握手してた、なんて話もあるし。

私のiPhoneはといえば、同僚に予約してもらった店舗から「初日は無理ですが、日を改めてならお渡しできます」という電話を貰っていたので、どうせ週末からNYだしそれでいいや、と満足していたのですが、このお祭り騒ぎを見るために、明日の朝もう一度表参道に行ってみようか、という気がちょっとだけしてきました・・・・

と書いている間にWebをチェックしたら、ついに行列は1000人を超えたそうです。完全にお祭りですね、こりゃ。ますます見に行きたくなってしまった・・・・

2008-07-06

飯田橋/リピート/スカイ・クロラ

新しい住まいは飯田橋に決定。飯田橋の駅から徒歩4分、後楽園の裏。元々、神楽坂近辺に住みたくてそのあたりの物件を探していたのだけど、物件数が少なくて一苦労。最終的に、先週の土日+昨日という短い期間の中でなんとか希望に沿う物件が見つかった。

それにしても、大学院を卒業するまでの25年間同じ場所で過ごし続けていたのに、そこからの7年間は青葉台(3年)→菊名(2年)→Berkeley(1年)→東京(3ヶ月)→North Berkeley(1年)→そして再び東京、とあちらこちらを転々と。好んで引っ越しているわけでもなく、むしろもう少し落ち着いて住みたいと思っているのだけれど、様々な理由からこんな状況に。

最初の青葉台は会社の寮だったし、次の菊名の頃には数年後に留学することを視野に入れていた。そしてBerkeleyでの滞在も、基本的には2年後に東京に戻ることが前提。だから、どこの場所にいても、なんとなく「今のこの住まいは仮住まい」感が強くあった。ここではない、その先を目指すための仮の場所。充実感はあるのだけれど、同時に、いつも何かに追われているような感覚があって、どこか落ち着かない。普通なら、ゆったりとくつろいだ気持ちでいられるはずの週末の深夜、その静けさに逆に耐えられなくなって、「ああ、こんなところでくつろいでいる場合じゃないんだ、もっと前に進まなきゃ」という焦燥感に駆られるような。

そんな仮住まい生活もようやく終わりを告げるのか、はたまたここもやっぱり次の場所に向かうための一時的な避難所にしか過ぎないのか。どっちなんだろうね。


帯の「あのイニシエーション・ラブより驚けます!」の文字に惹かれて買った乾くるみのリピート。



良く出来た話だと思います。でも。

・・・・・イニシエーション・ラブほど驚けなかったよ、帯のアオリは誇大広告すぎる・・・(泣)

今の記憶を保ったまま10ヶ月前の世界へ戻れることになった互いに見知らぬ10人の男女。リピート後の世界で以前よりも「良い」人生を手に入れようともがく彼らが、なぜか一人、また一人と殺されてゆく。誰が彼らを殺そうとしているのか?世界観のベースとなっているのは、ケン・グリムウッドの「リピート」とクリスティの「そして誰もいなくなった」。どちらも非常に有名な作品。それを、上手にまとめてます。

話としてのまとまり具合は、多分イニシエーション・ラブよりこっちの方が上。イニシエーション・ラブは正直、途中で「何このベタな80年代ラブストーリ?」とやや読むのに飽きた感があったけど(最も、一読し終わった後では、それら全てが伏線になってくる、というのが面白さではあったのだけど)、リピートの方は、要所要所に話をひっぱる展開を入れて、かなりの分量をぐいぐいと読ませてくれる。けれど、ラストがあっけなさすぎる。「え?それで?」とあっけにとられたまま、おしまい。実はさらに、文章にかかれてない伏線やオチがあるのかと、結構真剣に最後の部分を読み返してしまったけど、どうやらそんなこともないようで。

面白かったんだけど、イニシエーション・ラブは超えないよ。それとも、私のイニシエーション・ラブに対する評価が高すぎるんだろうか?

ちなみに、小説内でも紹介されている、この話の元ネタとなったケン・グリムウッドのリプレイ、これは名作です。


ラジオのディレクターをしている43歳のジェフは、妻と電話をしている最中に、突如心臓発作に襲われて死んでしまう。意識を取り戻したジェフが発見したのは、43歳の意識を持ったまま18歳に戻った自分。前の人生の記憶を利用し、株や競馬で大儲けして大金持ちになったジェフはしかし、再び同日同時刻に死亡してしまう。何度も繰り返される人生のリピートの果てに、ジェフがたどり着いた結末とは・・・・というお話。

あの日あの時に戻って人生をやり直せたら、ということは誰もが一度は願うことだろうけど、果たしてそれが実際に叶ったとして、人は本当に幸せになれるんだろうか?やり直しの聞かない人生の意味とはなんだろう・・・ということを、真剣に考えさせられる作品。

あとこの作品の何が素敵かって、作中にグライダーが出てくる点です(笑)。なかなか見かけないです、グライダーが出てくる小説なんて。飛行機は結構あるけど。


森博嗣の原作を、押井守でアニメ化した「スカイ・クロラ」。予告編をyoutubeで発見。



菊池凛子、加瀬亮と声優に有名俳優を使ってるようなのですが、なんか声が微妙・・・でも戦闘機の空戦シーンは予告編だけみてもかなり魅力的。森博嗣が原作で趣味丸出しで書いていたとしか思えない(笑)空戦シーンが映像で見れるというのには、ちょっと期待。

ところで、この作品の主要女性登場人物の一人の名前は「草薙」さんなのですが、これってやっぱり「草薙素子」のイメージで作られたんでしょうかね?

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