2007-01-27

Up to date

月曜日は授業が一つだけなので、そのうえ午後からなので、気分的にかなり楽。月曜の朝に授業があった先学期は、日曜の夜に「ああ、あれもやらなきゃこれもやらなきゃ・・・」という気分になったけど、不思議なもんで「月曜日の午前中があるや」と思うと、日曜の夜が不思議と気楽に過ごせたりする。会社も、月曜日は午後から開始になったりしませんかね・・(無理)。

で、月曜日はCore科目のマクロ経済。理系の私にとってみれば、経済学なんて高校の時の現代社会以来じゃないだろか・・・(大学の教養課程で勉強した内容なんて、一切合財覚えていませんさ・・)。需要と供給、IS-LM曲線、ケインズの交差図、といった、内容的には多分大学の経済学部でやるようなこと。ただ、面白いのが、出てくる事例がup to dateなこと。遥か彼方の記憶で「1930年代の大恐慌のときは~」なんていわれても全然実感わかないけど、1990年代の日本の不況とか、最近のアメリカの経済政策とか、リアルで通過してきた時代の考察ができる、ってのは結構面白い。1990年から2000年にかけての日本の不況は、1930年代のアメリカの大恐慌と非常に似通った特徴を示しているそうです。

以前、ポール・クルーグマンの日本がはまった罠ってのを読んだことがあって、その当時は流動性トラップの話って「ホントかよ!そんなのアリ?」みたいな論調が多かったような気がする。でも、今使ってるテキストには、しっかりその話も載っていた(勿論、経済学者の中にはこれに異論を唱える人もある、っていう注釈つきだけど)。私の中では、大学で使ったテキストにのっている理論とか数式は、大概数十年単位での昔のもの、というイメージがあったのだけど、こんな風につい最近の出来事とか、そのイベントを分析した内容がのっている、というそのリアルタイム性にちょっと感動。

あ、上に上げた山形浩生氏のページにある、クルーグマンの論文の翻訳は面白いです。

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