サンフランシスコ市街地からBartと呼ばれる電車で約20分。Downtown Berkeleyの駅を降りると、道をはさんで向かいにはもう大学が見える。カリフォルニア大学バークレイ校。カリフォルニア州の総合州立大学システムであるカリフォルニア大学の本校。道行く人の雰囲気もサンフランシスコ市街地とは違っていて、学生っぽいラフな感じの人が大勢。あー、大学だなあー、という当たり前のことになぜかちょっとばかり感動。それにしても、以前訪れた時も感じたのだけど、カリフォルニアの空の青さと日差しのパワーは、本当にすごい。原色の、日本ではめったに見ることのできない強い青色の空から、心の奥底まで差し込んできそうな鋭い、でもからっと乾いた日差し。ここにくるといつも、気候が人間性に与える影響って絶対大きいよなあ、と思ってしまう。
巨大なキャンパス。だけど、その前に訪れたDukeに比べるとずっと密集した感じ。アメリカ人に言わせると「キャンパスがごちゃごちゃしていて、狭い!」ということらしいのだけど、日本の大学に慣れた身からすれば「あー、そうそう、大学ってこんな感じだったよなあ」という感じで、あまり狭いとも思わない。阪大で言うと、吹田じゃなくて豊中キャンパスみたいな感じですよ。道を歩いていると、軽音サークルのギターの音とか吹奏楽のトランペットの音とかが聞こえそうな感じ。
駅から続く緩やかな坂道をひたすら登る。ビジネススクールの校舎は、かなり「山の手」にあるのだ。直射日光を避けるために、木陰を渡りながらてくてく歩いていると、やがて目の前に大きな塔が見えてきた。
これが大学のシンボルSather Tower。頂上まで上れる、ということを聞いていたので、当然中に入ってみた。受付でカバンを預けるように言われ、2ドル払ってチケットをもらう(学生はタダっぽい)。塔の頂上まではエレベーターで十数秒。なぜかエレベーターの中には、やたら巨大なエレベーターガール(っていうかおばちゃん・・・・)がいて、エレベーターの中に椅子を持ち込み、どっかりと座ってボタンを操作している。やたらニコニコと機嫌よく、行き先ボタンを押す(ていうか、行き先は頂上しかないんだけど・・)と、微妙な感じで揺れながらエレベータが上昇し始める。なんとうか、久々に乗った「いささか身の危険を感じるエレベータ」。巨大エレベーターガールとあわせて、微妙に不安が募る十数秒間。無事に頂上に着いたときは、なんともほっとした気分だった。
高さ的にはそれほど高くないのだろうけど、周辺にそれほど高い建物がないので、とても見晴らしが良い。遠くにうっすらとゴールデンゲートブリッジ。あー、きもちいい。高いとこ好きにはたまりません。これ、無料だったら私なら毎日昇ってるね!などと考えながら、機嫌よく写真を撮り続ける。
こちらはビジネススクールの校舎。比較的新しめの校舎らしく、多くの校舎(白い外壁にオレンジの屋根)とは若干異なった色合い。中庭をぐるりと校舎が囲む造りになっていて、中央部の中庭では多くの生徒が食べたり、話したり、本を読んだり、ミーティングしたり、PCを広げたり、などなど。
校舎をざっと見て回って、授業にも参加させてもらって(英語わからんね、ヤバイねー、いやまじで)、その後また校内をいろいろ見て回って、帰りは同じくキャンパスビジットに来ていた人に市内まで送ってもらって、と、充実した一日を過ごしたのでした。
Let bygones be bygones. Life goes on, and so must we!
2006-05-08
サンフランシスコ2:UC Berkeley
Posted by torizou at 09:20
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- torizou
- 尼崎に25年。その後横浜→Berkeleyを経て再び東京に。 飛行機(陸上単発)とグライダーの自家用操縦士。投資銀行の中の人。
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1 comment:
エレベータのゆれとか待ち時間にうるさいのって日本人だけらしいですよ!
でも、安全性の問題でいっても、ゆれが激しかったりすると危険ですよね?!
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