2006-05-04

Durhamその1:アパート編

さて、今回のダーラム滞在の主な目的はキャンパスビジット&アパート見学&探し。ここに進学することになった場合、実際に渡米するのは7月頭になる。ただ、時期を同じくしてサマースクールが始まってしまうので、同時並行でアパートを探すのは結構大変&その時期になると、良い物件は残っていないことが多い。そんなわけで、ゴールデンウィークを利用して、一度行ってみよう、と思ったのだ。

こちらの(このエリアの?)アパートは大体下のような2階建て~3階建ての建物が基本パーツになっていて、その建物が敷地内に点在している。

このありだとMaxで三階建て。ダウンタウンにいくともう少し高いアパートもある

大きいものでは数十棟もの建物が集まって、一つのアパートを形成している場合もある。敷地の中心部には、それらアパートを管理するための管理事務所があって、ここにジムやプール、ゲストルームなど、共用の施設がある。アパートにプール、なんて東京の貧困な住居環境になれた身からするとそれだけで「豪邸!」てな感覚があるけれど、こちらではどうやらそれがスタンダードのよう。

プールサイドではバーベキューしたりもするらしい

部屋のサイズは1bed roomで60~70㎡が標準サイズ。ベッドルーム、リビング、ダイニング、キッチン、が基本の一そろい。キッチンも広い。4人家族用サイズの冷蔵庫(備え付け)、巨大なオーブン(そうか、これでみんな七面鳥を丸焼きにするのか・・・)、コンロ(こっちはガスじゃなくて電気だけど)4口、などなど。+αでもう一部屋付いている場合もある。そして多くの人はこのサイズの1 bed roomに一人で住む(もちろん、2ベッドルームの部屋を2人でシェアしている人たちも沢山いる)。それでいて家賃は700ドル~800ドルぐらい。東京のワンルームよりも断然安い。な、70㎡て、それ、日本では家族で住むサイズだよね・・・などと驚きつつ、1日に4件ぐらいのペースでアパートを見て回った。

キッチンはこんな感じ。実家の台所より広い・・・

面白いもので、最初見たときは比較基準が「横浜の今の部屋」なものだから、「リビング・ダイニングがついているなんて!キッチン広い!」ととにかく圧倒され、どの部屋を見ても「すごい!」という感想がまず第一にくる。ところが、幾つか部屋を見ているうちに段々「こちらの基準」に慣れてきて「ん、ちょっと
バスルームが狭いかな」とか「天井は高い方がいいな・・」などとゼイタクなことを考え出す始末。「慣れる」って恐ろしい・・・

まあでもでもそうやってある程度「慣れる」ことができたのは、とてもいい経験だった、と思う。もし、こちらに来てからいきなり部屋探しを始めて、「なるべく早く決めなきゃ」などと思って探していると、「東京基準」と比較したオドロキ&感動の勢いで、最初に幾つか見た時点であっというまに決めてしまった可能性もあったかもしれない。で、落ち着いた後に「コチラ基準で考えると、もっといい選択肢があったかも・・・」と後悔していたかもしれない。それぐらいの目くらましは簡単にされちゃいそうな、恵まれた住環境。どの部屋も今住んでいるところとそんなに変わらない値段で、倍以上の広さがあるんだよ!

見て回った部屋の中で一番気に入ったところに、とりあえずdepositを入れる。進学先確定していないんだけど・・・まあdeposit50ドルだし。なんて考えながら。

一番気に入ったアパート。こんな感じでとにかく広々している

とまあ、そんな感じで部屋を押さえつつも、実はちょっとばかし「ルームシェアとかしてみようかなあ」とも考えている。まあ、相手のあることだから、決まるかどうかも分からないけど。Internationalの友人を作りたい、というのに加えて、一番の理由は英語力。やっぱり、一日中英語を話す環境で暮らすと、英語力は格段に伸びるらしい(留学経験のある友人談)。見知らぬ人と一緒に暮らすのは大変かもなあ、と思いつつ、折角の機会だし、どうせならなるべく日本ではできない経験をしておきたいなあ、と。

ちなみに、こちらに来て初めて知ったのだけど、こちらのアパートは入居時期によって値段が変わってくる。大学街なので学生の入れ替わる6月~8月が入れ替わりのピークシーズン。その時期(正確には、次年度が始まる7月~8月)が一番高くて、基本的に早ければ早いほど価格が下がる。アパートの側としては、なるべく早めに部屋を埋めるために、早い時期の契約価格を下げるのだ。ビジネススクールの場合、早い人では1月ぐらいから合格が出始めるけど、第一弾のピークとしては4月頭にある合格者イベント。その時期にdepositを払った場合と、7月のサマースクールが始まった時期とでは、上記の部屋で100ドル~150ドルぐらい値段が違うみたい。ビジネススクール進学を考えている人は、是非そのあたり、頭の隅においておいていただければと(全米の全てのエリアで同じかどうかは分かりません。あくまで、このエリアでの話、ということで・・・)。

1 comment:

Anonymous said...

値段に関してはその通りです。家賃に限らず、アメリカでは全ての物品の価格差が季節によって激しいです。ウォルマートとかディスカウントストアとかに行くと、季節外れの品がただ同然で売ってます。ピーク時に$200したコートが夏に$20とかで売ってたりします。賞味期限切れかけのカレー粉が50セントとか。この変動をうまく見抜けば、相当節約できます。

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