1コマだけの月曜日とは打って変わって、火曜日は何と4コマも授業が。朝8時から夜6時まで、間に休憩を挟みつつ全力で飛ばすと、さすがに疲れます。「お試し期間」に1日4コマを試していて、さすがにこれは厳しいかな、と思い一旦は3コマに減らしたものの、最後の最後で滑り込みでもう一コマとってしまった。しかもOverload Request(学期の規定の単位数をオーバーしてとること)までして・・・
追加で取った1コマはReal Estate。ファイナンス系の授業では「この企業の価値は結局なんぼや!」ってのをやるわけですが、こっちは「この不動産の価値はなんぼや!」の世界です。ちょっと興味があった&Berkeleyはこの分野が結構強い、というので取ってみようと。
教えるのは、教授陣の中でも結構若手(に見える、見た目は)のThomas Davidoff 。歯切れのよい口調、そしてかなりの早口。情報量の多い、うーんコンサルっぽいなあ(笑)という話し方。いろいろな実例なんかを織り交ぜて話すので、話の内容はかなり面白いし、人をひきつける力はかなりのもの。
ただし、英語の早さはかなりきびし目。正直、ちょっと気を抜くとあっというまに何を話しているかわからなくなる。今期取っている中でも、最も「英語についていくのがしんどい」授業だ。といいつつ、内容に惹かれて取ったわけですが。
しかもこの先生、やたら話が回りくどい。比喩とか事例とかを使って「なるべく無味乾燥にならないように」と進めるのはいいんだけど、時々「まずは最初に答えとポイントをざくっと言ってくれー!」という気分になる。
例えば、本日の授業で出てきた「Loan To Value」という言葉についての解説の時。これは不動産の価格に対する社債の発行額の割合で、ポイントとしては「この数値が低いほど安全」というもの。最初にこの定義をずばっと言ってくれればいいのだけど、例えばこんな風に話を始める。「君が投資対象としての不動産を買おうと考えているとしよう。Berkeley? San Francisco? あるいはMonterey?さて、いくつかの候補が挙がってきた際に、君ならどんな尺度で購入の判断を行う?利回り?それも勿論重要だ。他に見るべき点はないか?安全性?そう、安全性は重要だ。じゃあどうやってそれを計る?・・・・」
・・・本題にたどり着くまでが長いよ・・(ノД`)
これ、日本語で聞いている分には具体的だし、話のテンポもいいしで面白いと思うんだけど、英語でこれを追っかけるのはかなり大変。「ポイント、話のポイントはどこ!」と叫びたくなってしまう。
まあでも、当然のことながらネイティブの学生の評判は非常に良い。「あの先生Coolだな!」みたいな感じです。
Let bygones be bygones. Life goes on, and so must we!
2007-01-30
From 8 to 6
Posted by torizou at 23:40
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- torizou
- 尼崎に25年。その後横浜→Berkeleyを経て再び東京に。 飛行機(陸上単発)とグライダーの自家用操縦士。投資銀行の中の人。
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2 comments:
HaasのReal Estateの授業は有名ですよねー。どんな授業になるのか、途中経過と後日談をお願いしますね。
特に、住宅価格の右肩上がりが終わりかけている時に、どのような魅力的な不動産案件を作るor見つけるのか、とか、グローバル案件まで踏み込むのかなど、興味アリアリです。
>でーひーさん
そこまでちゃんと付いていけるように頑張りますわ・・・・(笑
不動産投資の分野って、日本では最近になってようやくマーケットが機能するようになってきた分野なので、今後どうなっていくのか興味深いですよね。
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