全ての科目が必修だった秋学期もまもなく終了。Berkeleyでは今週から春学期の選択科目のBiddingが始まっている。biddingというシステムはおそらく、大概のビジネススクールが採用している方法で、つまりは各生徒が持ち点を取りたい科目に振り分けてbidする、という仕組み。とはいうものの、Berkeleyは学校の規模が小さいせいもあってか、定員が溢れてしまうクラスはそんなに多くない。去年の同じ春学期だと、定員溢れがおこったクラスは3クラス。ただ、その3クラスが妙に「あー、Berkeleyっぽいなあ」というものだったので、ちょっと笑ってしまった。
溢れた3つのうちの2つはベンチャー関係。一つはOpportunity Recognitionという、ハイテクベンチャーのスタートアップに関する授業で、何でも教授がシリコンバレーのハイテクベンチャーに強い人脈を持っているらしく、超大物のゲストスピーカーが登場するらしい。もう一つはNew Venture Financeという科目で、これはベンチャーファイナンス関連。教授はなんと、シリコンバレー随一の法律事務所の共同経営パートナーでもある人。
で、最後の一つはというと「Wine Industry」という授業!
授業のトピックを見ると
·Wine finance - an examination of supply side, return on capital, and business risks in the wine industry
·Different models of success: the negotiant winery (buying grapes and bulk wine each year from outside sources) versus estate winery (growing each grape that goes into the bottle)
·Establishing a successful wine retail business through a differentiation strategy
·The complexities of distributing wine through the three-tier system (from winery to distributor to retailers)
·Wine-related start-ups – creating new ventures in a changing and growing wine industry
という感じで、finance、strategy、start-upなど様々な観点からワイン業界に切り込んでいる。Wine Industryは立派なビジネスフィールドなのだ。さらにBerkeleyはアメリカ有数のワイン製造地Napa Valleyのお膝元。地の利を生かして、ワイン業界から様々なゲストスピーカーも呼ばれるみたい。
人気授業のキーワードがハイテク、ベンチャーファイナンス、ワインとは、なんともうちの学校らしいなあ。
Let bygones be bygones. Life goes on, and so must we!
2006-11-28
high technology, venture finance and wine
Posted by torizou at 00:07
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- torizou
- 尼崎に25年。その後横浜→Berkeleyを経て再び東京に。 飛行機(陸上単発)とグライダーの自家用操縦士。投資銀行の中の人。
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2 comments:
うちの学校の履修登録は、履修登録の時期になると、あなたは10日の14時から登録できます!というようにメールが来ます。人によって時間のずれがあり、早い時間か遅い時間かは完全運しだいだそうです。人気のある先生は、埋まってしまうこともありますね。
この時期は履修登録の時間になると、授業を抜け出す学生がいました。
ワインの授業おもしろそうですね。うちの学校は、いわゆる科目の内容ごとに別れている授業が多く(マーケとかファイナンスとかの区分)、マーケも会計もファイナンスの知識もすべて高頻度で使うという授業はほとんどなかったと思います。まぁ、マーケの授業でも、BSくらいは読めないと話になりませんが、ファイナンスはほとんど使わなかったですね、、、。
去年競争が激しかったのを警戒してか、今年はワインの授業、bid後も空席があったんですよね。いやー、取ればよかったなー。
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