退職日。送別会しようよ、飲みに行こうよ、といわれて二つ返事で頷いたところ、「あ、飲む前にフットサルの大会があるから、それにも参加しようよ。送別フットサル大会!」と。「フットサルってサッカーとどう違うんですか?何人でやるんですか?」という質問を投げるレベルの私。ちなみに、サッカーもやったことありません。基本的に球技が苦手なので。「あ、サッカーのミニ版みたいなもんよ。大丈夫、今日の大会は"ウルトラビギナー大会”だから」との明るい答え。どんな物好きが、送別会代わりに初めて経験するフットサルでしかも大会出場・・・と思ったけど、ま、おもしろそうだからよいか、と了解してみた。
場所は新宿駅前のビルの上。屋上に出ると、なぜかそこにフットサルのコートが広がっている。新宿のビル郡をバックグラウンドに、ヒップホップがBGMに流れる中、様々な年恰好の人たちがボールを蹴っている。予想していたよりずっと小さいグラウンド。試合前のウォーミングアップでボールを蹴りあう敵チームを見ていると、なにやらみなさん随分上手い。ボールの蹴り方もさまになっているし、とても「ウルトラビギナー」には見えない。うちのチームの皆さんの中には、昔サッカー部だったひとや今もサッカーをやっている人がいたもんだから、会場に到着する道すがら「俺たち"ウルトラビギナー”でないことがばれたらやばいんじゃないの?ばれないように力抜かなきゃなあ」などと言っていた人たちが、「ちょっと、これヤバいね・・・」などと言っている。上手い、3チームある敵チーム、みんな上手い。
あとで知ったところにようると、敵チームの中には元Jリーガーや全国大会出場経験者がいたらしい。そりゃ上手いよ、ていうか、全然“ウルトラビギナー”じゃないじゃん!いやむしろ、敵のレベルの前では、我々がすっかりウルトラビギナー。4チーム総当たり戦を2回ずつ、合計全部で12試合あったのだけど、結局我々一勝もできず・・・。
とはいうものの、初めてのフットサルはなかなか面白かった。正直、体が全然ついていっていないレベルではあるけれど、でも、これがちゃんと体がついていくようになったら、ボールの動きとか人の動きを読んで相手の裏をかいてゴールを狙う、ってのは、かなり面白いんだろうね。体と頭のどっちもを使うから、それだけにパスが通ったりゴールが決まったりした瞬間はものすごい気持ちいいんだろうなあ。とても楽しかったもんだから、終了後の飲み会で「機会があったらアメリカで女子サッカーやりますよ!」と断言してしまった私。でもよく考えたら、サッカーって90分走り続けるんだよね(フットサルは1ゲーム7分)・・・Σ( ̄Д ̄;)
盛り上がったのでじゃあまた来週、今度は練習しましょう!といって飲み会の店を出る。手には本日部署の皆様からもらった花束があって、それを見ていると「あ、ついに会社をやめてしまったんだ・・」という感慨が沸いてくるもの、走り回った足の疲れや未だ続く高揚感から、いまいちしんみりした気分にも慣れない帰りの電車。あんまり「会社最後の日」っぽくないなあと考えつつも、酔いと運動で疲労した頭で、まあ、こんな日があってもよいか、などとぼんやり思う。
しかし、明日はこれ、筋肉痛かなあ・・・
Let bygones be bygones. Life goes on, and so must we!
2006-06-30
送別フットサル大会
Posted by torizou at 09:37
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- torizou
- 尼崎に25年。その後横浜→Berkeleyを経て再び東京に。 飛行機(陸上単発)とグライダーの自家用操縦士。投資銀行の中の人。
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2 comments:
仕事もフットサルもお疲れ様でした。アメリカの大学はどこも広いので、練習するグラウンドはいくらでもありますよ!(笑)。
ありがとうございますー
これから1ヶ月、ダメ人間生活に突入です(笑)
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