2007-08-13

この世界はゲームではないけれど

インターン先の会社の人がビジネススクールに興味があるということで、お昼を食べながら自分の受験の話をする。大体どれぐらいのスケジュール感で準備したの?などという話を聞かれ、そうですねえ、最初に受けてみるかと思ったのが2003年の秋ごろで、当初の予定では翌年の冬に出願してと思っていたのだけど、結局準備が間に合わなくて仕事も急がしくなったので、改めて仕切りなおして2005年冬出願を目標にして・・・・ということを話しながら、ちょっとまってよ、2003年ってよく考えたらそれ4年も前?と自分の発言に自分で驚いた。

後になって振り返ると、大体の場合において時間は、「いつのまにそんなに時間がたったの?」ってな位のスピードで経過していて、そのあまりの早さに時々眩暈がしそうになる。今、ずっと古くからの友人のように話している人の何人かは4年前は顔すら知らなくて、当時近くにいた何人かの人は随分と遠くに行ってしまった。4年前を起点に考えると、その地点から現在までの間には無数の選択肢があって、選び方次第では全く違う場所にいた可能性もあるんだよなあ、と思いを馳せることは、我ながら莫迦莫迦しいとは思うけど。でも。

人生がゲームだったら、選択肢を選ぶ前にセーブして全部の選択肢をチェックしたり、何回もプレイしてエンディング全てコンプリート!なんてことも可能だけど、残念ながらそんなわけにはいかないので、目の前に示された選択肢を一つだけ選ぶ。あるいは、選んでいることすら自分で意識していないにもかかわらず、気が付いたらフラグが立っていたり。あの時、別の選択肢を選んでいたら、今頃は違ったシナリオにハイっていたかもなあ、と思う反面、結局どの選択肢を選んでも、同じエンディングにたどり着いているような気がしないでもない。でもゲームじゃないからね、それはどれだけ考えてもわからない。

書きながら気が付いたけど、多分私はこんな感じのことを、思い出したように時々書いている。多分これからも書いているような気がする。それはおそらく、自分の中に「ものすごい勢いで変化している部分」と「なんだかんだ言って結局昔から全く変わっていない部分」の二つがあって、それらがお互いうまくかみ合わせることができないときに発生する軋みのようなものなんだろう。その軋みをうまく処理する方法が未だに分かっていなくて、とりあえずできるのは、こうして文章にして整理している、というところなんだろう。

ま、そんなことをだらだらと考えつつも、実際の世界は選択肢をじっくり選べるアドベンチャーゲームというよりは、オートスクロールのシューティングだからね。こうしている間にも画面は自動的に前に進んでいくわけで。そもそも今日はまだ今日は月曜日じゃないか、というわけで今週も1週間がんばります、ハイ。

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