2008-02-08

Netflixをためしてみました

今さら感はありますが、NetFlixの会員になってみました。

NetFlixとはオンラインDVDのレンタルサービス。Webページ上で見たいDVDをリスト登録しておくと、郵送でそのDVDが送られてくる。見終わったら、同封の封筒に入れてポストに投函。返却した本数分だけ、リストに登録済みの新しいDVDがまた郵送されてくる、という仕組み。

料金システムが面白い。料金は月ベースの定額制で、延滞料金はなし。例えば、月額16ドル払うと、手元に3本のDVDをキープしておける。で、最初に3本送られてきて、例えば2本は見終わったけど1本はまだ・・・・というときは、その残りの1本は手元にキープしておいても問題なし。たとえ1年持ち続けていても、延滞料金は発生しない。その代わり、「手元に持っておけるDVDは3本」なので、新しく借りれるDVDは2本が限度。

一見、「じゃあずっと借りたまま返さない人がいたらどうするんだ!」と思いますが、借りたまま返さなければ新しいビデオは借りれない→でも料金は定額制なので毎月聴取される、という仕組みで、結果としてはNetFlixにはきちんと収益が入ってきているという。従来のレンタルビデオの収益モデルの発想を逆転させた、なかなか面白い仕組みです。

けれど複数本のビデオを郵送するんだから、郵送コストがかかるよな(行きも帰りも郵送コストはNetFlixが負担)、頻繁に借りられたらその分のコストが・・・と思っていたら、実際に送られてきたDVDを見てびっくり



薄い!!

最初は普通にダイレクトメールかと思いました。封筒、ぺらぺらです。



ということは予想どおり、中に入っているDVDは剥き身のまま。ちなみに、送付先住所(うちの住所ね)の書かれた一番上の赤い用紙をぺらりとめくると、その下には返却先の住所が。発送用封筒がそのまま返送用封筒になっていて、ここでも重量とコストを削減。

DVDはケースにいれて、さらにそのケースを緩衝材入りのビニールケースにいれて・・・・というレンタルのイメージしかなかった私は、てっきりこちらでもきちんとケースに入って梱包されたDVDが来るもんだと思ってました。しかしなるほど、この方法ならそりゃ郵送コストはほとんど問題にならないわ。

こんな剥き身のままで送付してたら、劣化も激しいだろうし傷もつくだろうし、その分ロスが大きいんじゃないかなあ、と思ったけど、簡易包装でDVDがダメになる分と郵送コストを天秤にかけると、後者の方が圧倒的に大きいんだろうね。

日本でも同じようなサービスがあるみたいだけど(http://www.at-r.net/dvd/)、料金はやや高め(NetFlixの一番安いプランは、1回に1枚しか借りれないプランで、それだと月5ドル)。しかも延滞料金をとるところもあるみたい。発送方法はどうやってるんだろうか。NetFlixみたいに普通郵便使ってDVD剥き身で送ってきたり・・・はしないのかなあ、さすがに。

3 comments:

Anonymous said...

ツタヤがディスカスという名前でサービスをやってますよ。ディスクを貸すからこういうネーミングらしいが非常に気になる。
http://www2.discas.net/cgi-bin/netdvd/s

届くのに多少日数がかかるから送料は限度があるし、逆に新規で借りなくても月額固定だからボロイ商売かも。

torizou said...

ディスカスって・・・(笑)。ツタヤがどういう形式で郵送してるのか気になりますわ。ちゃんとケースに入れて硬い封筒に入れて・・・ってやってると、送料が莫迦にならないと思うのだよね。

おそらく登録した人の大半は、自分が思っているほど頻繁にレンタルしない、という部分を突いた良いビジネスモデルだと思われ。

Anonymous said...

ちょっと調べてみたよ。
ゆうメール(旧冊子小包)で大口(月5000個以上)だと、200gまでなら片道80円。
http://www.post.japanpost.jp/fee/simulator/kokunai/parcel.html#02
これをベースに成り立ってるとすれば、零細じゃとても太刀打ちできない。
民営化で値上げなんかされるとこのモデルはキツイかもね。

Template Design: © 2007 Envy Inc.